そもそもある病状に対する診断と治療は一つではなく、また医者の腕前も一律ではない。患者は自分の生命を左右しかねない決定を一人の人間に委ねるべきではないのだ。患者自身の自立と傲慢な医者への警告。セカンド・オピニオンの重要性が叫ばれている。
息子の症状を重く見た母親の直感と医者の冷淡な反応。費用対効果を盾に満足な治療を受けられない白血病患者。研究データとして即物的に患者を扱う医者の姿。ここに収められた8つの事例は憤りと悲しみを誘う。
著者はハーバード大学医学部教授、監訳に『患者よ、がんと闘うな』の著者である近藤誠、血液腫瘍の最前線で活躍する平岡諦と、3名の医師が内部から告発する。セカンド・オピニオンという言葉を知らない人も是非これを機に、自分に置き換えて考えて欲しい。
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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
医者だって人間。第二の意見は必要。,
レビュー対象商品: セカンド・オピニオン―患者よ、一人の医者で安心するな! (単行本)
医師がわが子の急病のさいに狼狽している状況をリアルに記述した第1章から読ませるため、入り込みやすい。この本を読めば、医療過誤に対する意見が少し変わるはず。医療の現場というのは日進月歩。そしてそこで働く医療関係者も私たちと同じ人間。 ひとりで判断できない事象が発生してくるのは当然で、見当が外れてしまうことだってどんなベテランの医師でもあり得ること。 会社でもそうだが、ひとりのエリートに全ての責任をかぶせてトカゲの尻尾切りをするのはナンセンス。 容体悪化の原因を合理的に解き明かす、患者を回復に導くには広い視野と経験のある医師、サポートする他のスタッフ、患者本人の回復への意欲が必要。 「だって先生がああおっしゃるんだから」 ドクターショッピングではなくセカンドオピニオンを求めて他の医師を探すことを冷静に行って欲しい。 そして医師たちもひとりひとりの別の人間であることを認識して、それぞれに上手にコミュニケーションを図りいい関係を築いたほうがいい。依存ではなく信頼と協力を手にしたほうが傷病に立ち向かうには有利だからだ。 病気になっても、前向きに生きていくために。保険として読んでおくといい本だと思う。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ケース別に紹介してて、読みやすい,
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レビュー対象商品: セカンド・オピニオン―患者よ、一人の医者で安心するな! (単行本)
実際にあった、いろいろなケースをベースに
書かれているので、まるで物語を読んでる様に 自然に話の中に入れて、そして、難しい医療制度も より簡単に解釈できる。 中でも、非常に興味を持ったのが 様々な検査を行っても、「診断」が はっきりつかない時に出てきた 『何もしなさんな、立ち止まっていなさい!』 という格言。 一見、現在の医療と逆行していると 思われるが、この本を読むと その意味がよくわかる。 そして、 『うまくいっている時には、 今までどおりにやりなさい』 という、格言。 この二つの言葉は、 私の日常生活でも十分生かせそうだ。 著者の様なドクターに診てもらいたいと 切実に思う本です。
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