よくまとまっています。「セカイ系」というキーワードは巷間に広まってしまった分、料理しにくく、私も今ひとつ良くわかっていませんでした。
本書はオタク系カルチャーの要所要所を過去20年(10年)くらいを中心に紹介しています。
と、いったところで、世間では既に「セカイ系は終わった」らしいのです。定義自体はウィキペディアなどに既に書かれているのでそこを参照すればこと足りるでしょう。
問題はこれからです。本書では以下のように書かれており、参考になりました。
・「セカイ系」はサブカルチャー文化の一ジャンルとして定着し、これからも作品は作られ続けるだろう
・「セカイ系」を切り開いたエヴァの劇場版が何を見せてくれるのか。特に「前回エヴァ」は後半から著しく変化したため、今後の展開が楽しみ(これは私も同じ)
・物語(もちろん「大きな物語ではない」)からコミュニケーション重視へ
・大きな戦い(「セカイ」戦)から局地戦(テロリストの戦い)へ
・そして、もう一度自意識への問いが生まれるムーブメントが生まれるのでは?