以前の作品を全く読んだことがない人には、ちょっとお薦めできない。
逆に、あなたがズッコケ三人組シリーズの愛読者であったならば、星5つでもいい。
そういう意味での星4つ。
誰もが気になるのは、三人組の歳の取りかたについてだろう。
それは冒頭の数ページを読めば分かるのだが、彼らも時代の影響をもろに受けている。その姿にちょっと切なくもなる。
三人組がそれぞれに「大人の悩み」に苦しめられる姿は、共感を覚える人も多いんじゃないだろうか(特に社会人ならなおさら)。
ストーリー自体はシリーズ全体のパターンを"あえて"踏襲し、三人組がある事件に巻き込まれ、それに対して協力して立ち向かうというもの。
シリーズの愛読者なら、その内容に対して、まさか荒唐無稽とは言いますまい。
それから、時代設定はもちろん現代なのだが、「2006年の夏」と微妙にずらしているのが心憎い。