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スーパーセンスーーヒトは生まれつき超科学的な心を持っている
 
 

スーパーセンスーーヒトは生まれつき超科学的な心を持っている [単行本]

ブルース M.フード , 小松 淳子
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

スーパーセンス(超感覚)は、私たちのこころ深くに根ざしていて、
日常のいたるところに出没する。
それはヒトの「本質」であり、私たちの世界を支え、
愛着や嫌悪を成り立たせ、科学の原動力ですらある。

・なぜ、心と体は別なものだと感じるのか?
・なぜ、外見は同じでも、思い出のある品は替えられないのか?
・なぜ、宗教や聖なるものを求めるのか?
・なぜ、科学が進んでも、スーパーセンスはなくならないのか?
・なぜ、だれかに見つめられるとわかると思うのか?

((その答えは「本質主義」にあり! ))

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◎著者:ブルース・M・フード
ブリストル大学実験心理学部認知発達研究センター所長。前職は、ハーバード大学教授とマサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員を兼任。
児童発達と認知神経科学の分野の研究で、数々の賞を受賞。スーパーセンスの研究で国際的に知られる。

::目次::
1章 × 超自然現象を信じる心は、いかに生まれるか?
2章 × 殺人鬼のカーディガンを着るのは平気?
3章 × 天地創造説が受け入れられるわけ
4章 × 途方もなく騒がしい赤ちゃん
5章 × マインド・リーディングの力
6章 × つながる生気・本質・嫌悪
7章 × 若さや美しさというエッセンス
8章 × なぜ大人になってもテディ・ベアを手放せない?
9章 × 誰かに見られているのがわかる
10章 × ものはいかにして神聖な価値を持つか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◎続々、絶賛!
とても面白かった。・・スーパーセンスの「本質主義」の正体と、
先天性に関する科学的な研究が多数紹介されている。
無神論者が宗教を糾弾する態度よりも、かなり建設的なアプローチだと思った。
――橋本大也『情報考学』

魅惑的なサイエンス本・・
 本書を読んで、ヒトはなんと可愛らしく、
愛すべき生き物なのだろうと、優しい気持ちになった。
――池谷裕二『読売新聞』

 「現代に生きる大人のための必読本」として推薦
 ――宮崎哲弥「週刊文春~文春図書館」

 スーパーセンスという錯覚があるが故に、我々は他者に心があることを疑わず、
 人生に意味を見いだす。社会が共有する倫理や道徳の起源もここにあるようだ。
 この問題はかなり深い。是非一読をおすすめする。
 ――森山和道『日経サイエンス』

 理屈に合わないものに引かれたり排撃したりする心理は
 脳の設計図に組み込まれているようなのだ。
 ――池内了『週刊エコノミスト』

 科学的な根拠を持たない「なんとなく」の感覚が超自然現象への傾きを生み、
 さらに社会的つながりを生む心のメカニズムを、豊富なエピソードで説き明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

超科学的心理はヒトの本質である。他人の視線を感じる…想い出のつまった物がある、外見は同じでも複製品には価値はない。そんなあなたは立派なスーパーセンサーです。

登録情報

  • 単行本: 416ページ
  • 出版社: インターシフト (2011/2/18)
  • ISBN-10: 4772695222
  • ISBN-13: 978-4772695220
  • 発売日: 2011/2/18
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
啓発の書 2011/3/12
By sasuke
なかなか面白い本。但し、「本質主義」という訳語は、ちょっとわかりにくいかも。原語が「エッセンシャリズム essentialism」なので、間違いじゃないが、「本質を感じとる能力」といったところだろう。つまり、モノの外見とは別に、内なる本質があるとみる心理のことで、これは人間ならではの特性らしい。心理学的な本質主義については、海外での研究は盛んなようだが、わが国ではほとんど紹介されていなかったので、その発想が新鮮だ。

著者は原始古代の芸術から脳が生み出す無意識まで、これでもか、とスーパーセンスの事例や成り立ちを探っていて、これがけっこう勉強になる。だけれど、人間が生まれながらに超感覚的であるなら、なおさら科学によって啓蒙されなくてはならないのでは? 本書だって紛れもなくこうした啓発の書であるわけだが、サブタイトルの付け方(原著はWhy We Believe in the Unbelievableだ)など、誤解されなければよいがなぁ・・と感じた。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西山達弘 トップ500レビュアー
すべての人間には、超自然的なものを信じる感覚「スーパーセンス」がある、というのが本書の主題である。

とかく、われわれは物事を判断するのに、合理的に行動していると思いがちであるが、本書はそのような概念をことごとく打ち砕いてしまう。

本書の原題「殺人鬼のカーディガンはまず着れない」にあるとおり、実態上は普通のカーディガンなのにそこに何かつけ加わると汚れたように思い、反対に有名人のものなら積極的に身に付けたいと思ってしまう。

著者に寄ればヒトの持つこういう感覚は、幼児のころから持っている。それは、本書で示される様々な実験結果からも明らかである。

確かに、われわれの周りにはヒトの持つ「スーパーセンス」を表すものがいたるところに見られる。
何か効果をうたった化粧品のたぐいや健康食品の数々。
ホメオパシーなどの医療行為。
直感だとうまく行くという感覚。
視線を感じるという感覚。
さらには、誰にでもある「げんかつぎ」。
宗教も人々の合理的思考の副産物としての「スーパーセンス」を好む傾向にある結果である。
意外にも、科学的探求心も宗教を信じる心も根は同じというわけである。

もしかしたら、われわれが持っている生きる力ともいうべきものの根源は、こんなところにあるのかもしれない。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
なぜ人は超自然的概念(幽霊とか神様とか超能力とか風水とか運の引き寄せだとか)を信じるか。それは超自然的概念を受け入れやすい心の基本構造があるからだ、というのが最近のいわゆる宗教認知科学のオーソドックスな視点。逆にいえば、そういう心にピッタリはまる概念だけが流行していることになる。ではその基本構造とはどんなものか?エージェント過剰検出装置、心の理論、素朴物理学、 素朴分類学、生得的二元論etc...

宗教認知科学のエッセンスを手軽に味わいたい方にはおすすめ。

ただし全体的な趣旨は悪くないが、文章がこなれておらず同じ話題が繰り返されたり、論理がいい加減なところがあったり、一見すると矛盾しているような説明があったり、まだ議論があることをすでに確立された事実かのように述べているところがあったりとで細部の正確性については若干ガッカリ。たとえばp118から、人が宗教的になるかどうかは環境によると言いながら、その直後には双生児研究に触れ、遺伝的な要因で決まるかのように述べている。これは同じ環境(例えば同じ国)内で調べると、その中の個人差には遺伝的要因があるていど関わっていることがわかる、という意味だから間違ってはいないのだが、素直に読むと矛盾したことを言っているように読めて混乱するはず。また何でもかんでも心理的本質主義に絡めすぎているのもどうかと思う。
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