カウンタックシリーズは元となったLP400の基本設計が素晴らしいので、金型の差し替えと新規パーツ追加とデカール・エッチングパーツで様々なタイプをキット化出来るのが強み。しかし、このLP500Rに関しては多大な期待をしていただけに少し残念な点があります。リアフェンダーは板金による叩きだしみたいなので、ここは別金型の差し替えでボディ形成かな、アンダーカット処理はどうするんだろう。と思っていましたが、フェンダーパーツを接着でした。ボディと継ぎ目のないフェンダーをそのまま再現するのは難しかったみたいです。
形状がはっきり把握出来ないリアウィング。実物の写真を見ると、ここの部分は一見フラットなように見えますが、近年斜めから撮影された写真を見て、航空機のリブの張りのようなラインを確認しました。キットでのこの部分の再現は、ウィングステー取り付け部分にあたるウィング上面部分がほんのわずかに盛り上がっています。このさりげない拘りの再現は素晴らしいです。出来れば、ウイングステー内側と外側でウィングの断面形状が異なるかのようなラインの違いも再現してくれれば、と思いました。
実写で追加された丸形のテープランプもちゃんと彫刻されていて作りやすくなっています。ホイールもディスク部とリム部を別パーツにしていて、塗装を配慮しています。初期バージョンにするにはテールランプをLP400から流用してゴールドホイールに塗装する手間がかかります。あくまで現存車の再現を狙ったキットで初期タイプとのコンパチにはしてくれませんでした。
デカールも凝っていて尾張小牧33た50-00とNGYGマークがついています。ホワイトラインもどちら側が前か印刷されていて、細かい配慮が心憎い。惜しいかなコクピットのレッドラインはデカールには無いので塗装で再現します。
今回はビギナーでも簡単にLP500Rが完成、という訳にはいかない。リアフェンダーとホワイトラインのデカールの難易度から星4つとさせて頂きました。