本書は大学受験、資格試験において最短ルートを示してくれる書籍の一冊であることは間違いありません。模試の活用法や過去問分析、講習会の利用法など無駄な時間とコストを省くための有益な情報が、列挙されています。また個別的な学習法でも理解から記憶・明憶へと至るそれぞれの過程で必要な参考書・問題集などが紹介されています。例えば理解のための講義型参考書、インプットを促進させる問題集やアウトプットを確実にするための方法論など。
しかし、本書は15年前に出版されたものなので、そこで紹介されている参考書や学習効率を上げるための様々な手段や方法などは読者自身で再考しなければならないものが多々あると思います。これからこの本を手に取ろうと思っている人はなかなか現在版でアレンジすることが難しいと思います。したがって本書で紹介されている方法やプロセスの形式を身につけ自身で応用することが肝要だと思います。著者も記しているとおり、本書を絶対視せず、自身に合ったものを取捨選択し、受験術に関する書籍を何冊か読み比べ、自身のライフスタイルや性格に合ったものを選択することが重要です。
そのような理由から高額なお金を払って何がなんでも手に入れなければならないとは思いません。確かに本書ほど体系的にまとめられた受験本は希少だと思いますが、現在出版されている受験術に関する書籍からも同様な方法が学べると思います。参考に本書に紹介されている他の著者の新しい受験術に関する書籍に目を通してみてください。