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スーツの神話 (文春新書)
 
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スーツの神話 (文春新書) [新書]

中野 香織
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

今や、世界の男たちの「制服」となりつつあるスーツ。そこにはどんな歴史が、神話が、秘められているのか?スリリングなスーツ論

内容(「BOOK」データベースより)

1666年10月7日、時のイギリス国王・チャールズ二世の「衣服改革」によって、この世に新しい服が生まれた―。以来、現代と同じ「スーツ」が十九世紀後半に登場するまでのイギリス男性服の変遷をたどり、スーツの魅力と奥深さを考える。貴族の処世術としての服から、ダンディとジェントルマンの闘い、フランス革命をへて、スーツがいかに歴史の荒波をのりこえ、現在の形に完成したのかを探る。

登録情報

  • 新書: 236ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2000/03)
  • ISBN-10: 4166600966
  • ISBN-13: 978-4166600960
  • 発売日: 2000/03
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 312,683位 (本のベストセラーを見る)
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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
落合正勝氏の本を始め、こういった内容のものはたくさん持ってます。
その中でも、スーツの起源から現代に至るまでの流れを的確にまとめてある本だと思います。スーツやメンズファッションがお好きな方、勉強されている方にはお勧めできる書です。

他にレビューを書いていらっしゃる方が、「語りの口調が問題」と言っていらっしゃいますが、何となく分かりますよ。
最初は歴史を辿っていく流れなのですが、7章から9章あたりで少し流れが途切れるんですよ。

実はそもそも、この本の冒頭で筆者が3つの問題提起をします。それの解決の為に歴史を遡って検証するようなのですが(?)、その中でどうしても“思想的なこと”を入れなければならなかったのでしょうね。私にとってはその入り方が少し不自然に感じられ、違和感を覚えるのではないでしょうか?

そして最後の締め、つまり冒頭の3つの課題の結論が、どうもやはり半端なように感じるのも確かです。

しかし、スーツの歴史書として捉えるのであれば、落合氏やハーディー・エイミスの書よりも簡潔に、そして客観的にまとまっているように思われます。落合氏のは私的見解も多いですし、ハーディー・エイミスのは王室の歴史の点が細かすぎる面がありますので。

もし趣味的読み物として“スーツ論”の内容をお探しならば、遠山周平氏の「背広のプライド」がお勧めです。(但しアマゾンでは扱っていないんです…)

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
とても素晴らしい本。
現代のスーツができるまでを時系列で説明してくれる。特に1666年のチャールズ二世による衣服改革宣言からラウンジ・スーツの原型誕生までを詳しく研究されている。
この本の面白いところを二つ挙げると、まず歴史の中でアイテム一つ一つが誕生する何かしらの理由をしっかり知ることができるところ。もう一つは、19世紀頃に起きたダンディズムとジェントルマンという似ているようで全く違う思想の戦いが見ものである。スーツができるまでに生まれた幾つかの思想は、むしろ現代人がもっと知るべきことだと思った。

この本では扱われなかった現代のスーツの記述に触れたいという人は、遠山周平さんの『背広のプライド』はわかりやすい。日本のスーツ事情まで触れている珍しい本である。
また、ハーディ・エイミス卿の『イギリスの紳士服』も難しい本ではあるが、この『スーツの神話』の参考文献であり、よりマニアックなところを理解できるはず。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 現代男性の制服となっているスーツ。その起源と歴史に迫った著作。チャールズ2世が1666年に出した衣服改革宣言から18世紀のマカロニ・ファッション、ダンディズムという上流階級の流行を追った部分はよくある衣服の歴史。19世紀に既製服のメーカーが登場し、スーツが一気に広まっていくあたりの話が面白かった。日本へのスーツの導入、現代の動向も押さえられている。
 「男の服装である画一的なスーツ」がなぜ誕生し、現代でも墨守されているのかという問題意識が基本にあり、この点を歴史的側面から解明しようと試みている。しかしその試みは空回りしているように感じた。歴史性では語り尽くせない、より大きな社会的問題だからであろう。

 名によりも気になったのは語り口調がわざとらしく、あざとい点である。それに耐えられる人には楽しく読めるかも知れない。

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