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スワン・ソング
 
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スワン・ソング

ヌスラット・ファテ・アリ・ハーン CD
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ミュージック

ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのアルバムの画像

バイオグラフィー

30年間、世界中の観客を沸かせたヌスラット・ファテ・アリー・ハーンは故郷のパキスタンで愛され、インドで崇拝され、西洋ではインド亜大陸からの使者として尊敬されている。豊かな伝統音楽「カッワーリー」を修得した彼は異文化間交流を積極的に行い、その活動は多くの保守的リスナーに反感を買った。映画『最後の誘惑』ではピーター・ガブリエルと、『デッド・マン・ウォーキング』ではエディー・ベダーとサウンドトラックを共… Amazonのヌスラット・ファテ・アリ・ハーンストアで詳しく見る

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登録情報

  • CD (1999/4/21)
  • ディスク枚数: 1
  • レーベル: EMIミュージック・ジャパン
  • 収録時間: 93 分
  • ASIN: B000057HD6
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 音楽 - 374,844位 (音楽のベストセラーを見る)
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ディスク:1
1. 彼(か)の人こそアッラー(唯一神アッラーへの賛歌)
2. アリーの狂信托鉢僧
3. ローエ・ローエ(古典民謡)
4. 拍手喝采(現代歌謡曲)
ディスク:2
1. 一瞬たりと心の安らぎを得られず
2. 我が瞳,あなたの来訪を待ち焦がれる(古典民謡)
3. 神はあなたを黄金に作り給うた
4. 恋人が我が家を訪れた(古典民謡)
5. 誘惑の瞳から守り給え
6. マスト・マスト/陶酔スーフィー(行者)

商品の説明

内容(「CDジャーナル」データベースより)

97年に急逝した不出世のカッワーリー歌手の,これが最後のライヴ音源となった。声はさすがに衰えがうかがえるものの,ロックの楽器編成をもとりこんで聴かせる音楽的包容力は大変なもの。宗教歌ながら,どことなく愛嬌が感じられるのも素晴らしい。★

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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:CD
ジャケットの写真を見ると元ビージーフォーのドラマー/ウガンダ・トラみたいですが(^^;)他人のそら似です。かなり歳くってる様にも見えますが97年49歳の若さで、この偉大なアーチストは惜しくも急逝してしまいました。

そもそもカッワーリーとは何なのか、これはイスラム神秘主義・スーフィズムの儀式で唱われる宗教歌を指します。パキンスタンはパンジャブ州出身の彼は、地元では古典を護るカッワーリー歌手としての地位を得ている訳ですが、90年代に興ったいわゆるワールドミュージックブームに乗りワールドワイドにその名を知られる様になりました。このブームの仕掛人でもあるジェネシス出身あのピーター・ガブリエルによって見出され世界に引き出された一人であります。その後プラトーンで知られるウィレム・デフォーでイエスキリストを描いた映画88年「最後の誘惑」ではガブリエルとともに映画音楽にも関わりました。こうしたワールドワイドで先進的な活動は、地元の古典音楽ファンからは反発をかったそうですが、マッシヴ・アタックなどにリミックスを任せるなど、彼の西洋音楽とのコラボレイトと新しい試みへの情熱は旺盛だったようです。私は古典を唱っているCDを持っていますが、2台のハルモニウム(床置きのアコーディオンの様な鍵盤楽器で、インド音楽では伴奏楽器の定番です。実際の演奏を身近で観た事がありまずか、床にあぐらをかいて片手でふいごを操作して空気を送り込みながら鍵盤を弾き、アコーディオンと足踏みオルガンの中間の様な音色です)やこれもインド音楽ではお馴染みの打楽器タブラがリズムセクション支え、その上で唱われる独特の節回しとバッキングVoとの絡みは、いわゆるファジー=揺らぎのバイブレーションを起こし、聴いているうちにトランス状態にもっていかれそうになる。6曲目の「マスト・マスト」など同じフレーズを繰り返す呪術に感覚が引き込まれていってしまいます。宗教音楽とはそもそもそうしたものなのですが、最近の音量と音圧で無理矢理もっていく単調なトランスミュージックなどに比べたら、こちらの方が余程深くトリップ出来るんじゃないでしょうか。日本でこれに相当するのは「声明」や「御詠歌」ですが、もともと抹香臭いこれら宗教音楽も、そうして新しい捉え方・感覚で愛聴している人も多いのではないでしょうか。ホント「声明」や「お経」などシラフで聴いていてもトリップ感が味わえます。そうした音楽を古くさいとか抹香臭いとして食わず嫌いではもったいないと言うものです。そうした再認識を提示し定着させたのが、80~90年代のワールドミュージックブームであり、その音楽界に果たした功績なのですから。アリ・ハーンもその辺りを心得ていてリミックスアルバムをよしとしたのでしょうし、バックにロックの楽器を取り入れたりもしています。スーザン・サランドンとショーン・ペンの95年「デッドマンウォーキング」でも、サウンドトラックに協力していますので、興味のある方はそちらもどうぞ。現代音楽のミュージックコンクレートやジャズの世界では60年代から民族音楽との融合が試みられていましたし、ロックの世界でもホルガー・シューカイなどがディープ・フォレストなどよりずっと昔から民族音楽をロックに採り入れていました。そうした取っ付きやすい入り口から入るのも入門者にはお勧めですが、そのルーツである古典宗教音楽や民族音楽探索の旅に出てみるのも音楽の視野を広める冒険に成ると思います。イスラムのアザーン(祈りの時刻を知らせる呼びかけ)など、いわゆるミクスチャー物に使い倒されもはや手垢に塗れた手法ですけれど(いまだ演ってるアーチストいますが)、民族音楽・古典宗教音楽はまだまだ新しい発見の宝庫です。本作もそのひとつですが幸い現在はそうした音源も簡単に手に入ります。例えばイスラムの「コーラン独唱」のCDなんて90年代にはJVCの古典シリーズくらいしかありませんでしたが、現在は現地の輸入版も含めると何種類もリリースされています。本作のカッワーリーもそうですが、仏教の「声明」「経」イスラムのコーラン、インドの神を讃える歌「バジャン」など、肉声で唱われる宗教音楽はやはり異界に通じる良い意味での魔力を秘めております。これこそリーガルなナチュラルトリップ、何もドラッグなどに手を出さなくとも、聴き方次第でこれはとんでもなくサイケデリックサウンズでありますね。

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