二人の女性に愛されてしまった主人公の良ちゃん。どこがいいのか全く分からない彼ですが、二人の女性は、病気にかかっても、死ぬほどに、死ぬまでなぜか良ちゃんを愛し続けている。
他の男性の子供を授かっても、何故かまだ良ちゃんを思い続けている。
うんざりするほど、男性の、付き合った女性にはいつまでも自分のことだけは思っていてほしいという
願望を見せ付けられた気分で、嫌気が差してしまった小説でした。
諏訪や安曇野の描写は美しいだけに、二股をかけて、まともに別れることも出来ずに逃げ回っていた弱腰の主人公と、そんな人に思いを寄せ続ける、ありえないだろうと思える女性達の行動に疑問符がつく話でした。