『スワロウテイル 人工少女販売処』に続く「人口妖精」シリーズの第2弾。今回はボリュームもあり読み応えがあった。背景や登場人物については詳しい説明が無いので、先に『スワロウテイル 人工少女販売処』を読んでおいたほうがいいだろう。
前回は、「揚羽」という少女妖精が話の中心。今回のストーリーでも彼女は重要な役割を担ってはいるが、それ以上に、著者が構築した世界全体に及ぶスケールの大きな話になっている。
ルビの多用など、文章には読みづらいところもちょっとあるけど、それ以上に、前回のファンタジーっぽいストーリーから、よりSFっぽいストーリーになった今回の話は気に入った。特に、AIモノのSFが好きな私にとっては、今回登場するAIのエピソードは、とても面白く読めた。
また、そのストーリーに、登場人物たちの心情をうまく絡めた後半の展開も叙情的すぎるかもしれないけど、結構好き。第3弾、出るのかな?まだまだ楽しめそうなシリーズだ。