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スローモーション (ポプラ文庫ピュアフル)
 
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スローモーション (ポプラ文庫ピュアフル) [文庫]

佐藤 多佳子
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

柿本千佐、女子高の1年生。22歳のニイちゃんは元不良で無職、父さんは小学校教師でクソ真面目人間、母さんはお見合いでバツイチ堅物男と結婚した専業主婦。父さんはあたしに、修道女みたいなタイプを望んでいる。最近、いつも動作がスローな同級生・及川周子が気になってしかたがない。
『しゃべれどもしゃべれども』などで話題の著者による、ちょっと痛くて切ない少女たちの物語。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

柿本千佐、女子高の1年生。22歳のニイちゃんは元不良で無職、父さんは小学校教師でクソ真面目人間、母さんはお見合いでバツイチ堅物男と結婚した専業主婦。父さんはあたしに、修道女みたいなタイプを望んでいる。最近、いつも動作がスローな同級生・及川周子が気になってしかたがない―。『一瞬の風になれ』などで話題の著者による、ちょっと痛くて切ない少女たちの物語。

登録情報

  • 文庫: 178ページ
  • 出版社: ポプラ社 (2010/03)
  • ISBN-10: 4591113760
  • ISBN-13: 978-4591113769
  • 発売日: 2010/03
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 117,610位 (本のベストセラーを見る)
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By シロフォン トップ1000レビュアー
形式:文庫
動作がスローで高校で浮いている及川周子。彼女と「元ワルのライダー」である兄との関わりに巻き込まれていく主人公・千佐。

千佐は観察者だ。クラスメイトを観察し、少し複雑な家庭を観察し、折り合いをつけるべくコントロールして生きている。そんな自分をハンパ者と呼ぶ。泳いでいる時だけ、「身体をゼロにする。頭をパーにすることができる」。「毒素が抜ける」のだそうだ。

周子は違う。あくまでスローなペースを貫く。千佐は周子に関わるうち、彼女のスローな動作にはある理由があることを知らされる。まるで鈍感な変わり者のようでいて、透明な繊細さと激しさを隠しもっていた周子。彼女を知るにつれ、千佐は戸惑う。ただの鈍い女の子だったらいいのにと思う・・・

この物語は、他人の内面に踏み込む違和、表面的でない人間関係を結ぶ怖さといった、思春期に多くの人が経験するテーマを含んでいると思う。やがて周子は転校し、千佐の前から消える。けれど確実に千佐の心の中にいる。兄と周子の短いつきあい、周囲への抵抗、そのみじめにもがく姿を「綺麗な絵」として思い出す。二度と会えないかもしれないけれど、確かな痕跡を残す人。誰にでもそういう人が一人はいるのかも知れない。
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By 竹の梯子 VINE™ メンバー
形式:文庫
4年前にバイクで交通事故を起こし人が変わってしまった腹違いの兄。小学校教師の父、義母としての接し方に悩む母。そして「私」。ヒロインは兄に対していろんな感情を持っている。言葉では言い表せないこともたくさん。クラスにひとりの変わった女の子がいた。誰とも口をきかないで、いつもひとりでいる。そしてなぜか動作がスローモーションのようにゆっくりしている。彼女の父親に関するある噂が教室内でささやかれていた。ヒロインはまさか彼女に話し掛けるなんて思ってもいなかったのに・・・。兄と彼女という点が線として交わるあたりから、物語が動き始める。それほどドラマチックな展開があるわけではなく、淡々と日々が綴られていく中にそれなりの余韻が含まれている。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By なか
形式:単行本
 やっぱりよかった、佐藤多佳子さん「スローモーション」。「黄色い目の魚」より好きだ。あれはセックスする場面がだめ、まかり通らん。

 スローモーション。スローってのはいわゆるふつうではなく目立つし、こっちは必死こいてふつうをやってるのに何なんだあいつらは、と時に憤慨さえする。でも当人たちは頓着せずに、ふつうにスローなのだ。気になる存在。
 こんなのもありなんだよなあと思って、なんだか軽くなった。

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