前半は、早漏とはなにか、どのくらい持続できれば早漏ではないのか(広義では、射精コントロールできない男性は早漏だそう)、そして早漏の原因を説いています。
「何分持続すれば早漏ではない」ということではなくて、「射精とは別の、交接そのものの快感を楽しむ脳」を育てることが大切であるというのは、従来の早漏克服法にはなかった発想だと思います。
また、早漏の3つの原因を3匹のギャングに喩えて、ユーモアを交えながら、イラストで紹介しているなど、まるでコミックスを読む感覚に近いでしょう。
後半はその3つの原因をどう克服していくのか、その方法が解説されています。
そのうちの一つが、「気功術」的なものだったので、ちょっとあやしいかなと思いましたが、読み進めればわかるように、呼吸と自律神経の関係に注目した方法ということで、安心しました。
私自身はそれほど早漏ではないと(自分では)思っていますが、それでも、相手の女性とのレベルの差(女性が飛行機なら、男は紙飛行機くらいですから)に、ややあきらめに似た気持ちがありました。
この本では、男性の感度を鈍らせて(下げて)、射精を遅らせる従来の方法ではなく、むしろ感度を上げることによって、射精以上の快感をも楽しめるようにしましょう、というものだと思います。
確かに、どうせ目指すのであれば、そのくらい行きたいところではあります。
イラスト中心なので、文字数はかなり少なめです。私としては十分でしたが。また、前半の解説や説明など不要、克服法だけを教えろ!と思われる方もいるかも知れません。
でも人それぞれだとは思いますが、私の場合は、どういう考えに基づいてその方法を説いているのかも重視していますから、こういうふうに載っていると安心できます。
総合的に評価するなら、「おもしろくってタメになる、早漏セラピー&克服法ブック」という感じです。