「知ってる積りが知らない」がどれほど多いことか!「女性の身体の全身が性感帯」どの本に
も書いてある。性感帯と言われる部分に触れさえすれば感じる。そう思っていた。しかし、感
じていない。「いいわ!いくっ」と叫ぶ。白々しい嘘だ。いつしか性生活と疎遠になっていた。
本当に性の悦びあるのなら妻にそれを与えたい。そう思い続けた。書店で出会った本がこれ
だ。人目を気にしながらめくった。「射精を捨てる」。新鮮に響く文字だ。若い女子店員の目を
気にしながら思い切って買った。
知ったキーワーードは「時間」。「10センチを3秒」「。「性感帯を愛を込めて時間をかけて
愛撫する」。決定的だった。大きくゆったりとした愛撫。髪の毛、額、まつげ、頬、唇、首
筋、肩の後ろの部分、鎖骨、指の一本一本、手首、二の腕、脇腹、腰と愛撫する。これまで愛
撫することのなかった部分を愛情を込めて愛撫した。
彼女の反応が見違えるように変化した。それらの愛撫で身体を振るわせる。乳房、クリトリ
スなどの愛撫はまだだ。演技ではないことが分かる。足の指を反らせている。手の指先がシー
ツを握り締める。
腰、背筋、肩甲骨と愛撫を続ける。大きくゆったりとした羽毛のタッチを心がける。足の指
の一本一本を愛撫する。少なくとも10往復、愛撫を続ける。妻は涙を流した。嬉し涙だ。愛
を感じて流す涙だ。くるぶし、脹脛、太腿と愛撫を絶え間なく繰り返す。お尻、太腿の付け根
と愛撫する。「太腿の付け根を愛撫されたとき鳥肌が立つ」という。尾てい骨からお尻の割れ目
の愛撫に激しい性的反応が起きる。身体を振るわせる。わななくような性的反応が起きる。背
面の愛撫だけで2時間の時間が必要だった。
もちろん、一度でそこまで感じはしない。何度も経験を重ね、愛を確かめ合った。そこまで
に到達した。
妻の性感脳が開かれてゆく。彼女は普通の女だ。それが変貌してゆく。Gスッポト、AGス
ポット、Tスッポトの感じ方は次第に深く激げしいものなってきた。
乳房の感じ方も深まってきた。乳首を愛撫すると、脚を真っ直ぐに持ち上げながら性感に堪
える。その姿が美しい。**ルの愛撫はさすがに逡巡した。待った、性感脳が開くのを待っ
た。半年後、許してくれた。今ではお尻の割れ目を愛撫をすると、お尻り突き出し、愛撫を求
めるまでになった。
男と女の愛は性を抜きにありえない。精神的な愛などまやかし。性感は個性がある、わたし
のパートナーはおへそを指を脚に見立てて震わせる愛撫に激しい性的反応を示す。耳を口に含
んで吸い込む愛撫に声を挙げる。まだまだ発展途上だ。
基本が身につけばこれまでにない性の充実が得ることが可能だ。それはこの本との出合いな
しに考えられない。
一年半経った。どこまで深まる性感なのか底が見えない。「いかせようとしてはいけない」。
名言だ。間違いなく感じる性感帯の愛撫は後の楽しみに残す。それがスローセックスの基本。
それらを愛撫してからでは他の性感帯の反応が鈍くなる。男は忍耐強く女を愛する。それが性
愛を深め豊かにします。