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スルメを見てイカがわかるか! (角川oneテーマ21)
 
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スルメを見てイカがわかるか! (角川oneテーマ21) [新書]

養老 孟司 , 茂木 健一郎
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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かたやベストセラー『バカの壁』の著者にして唯脳論、脳化社会論の提唱者でもある養老孟司。かたや人間の意識上にあらわれる固有の質感、すなわちクオリアに注目した論考で知られる脳科学者の茂木健一郎。自然科学的、生物学的な知見をベースに近現代の人間と社会をユニークな視点で語る2人のコラボレーションが実現した。そんな本書の構成は、それぞれが単独で執筆した文章が両者の対談をプロローグ、エピローグ的にはさむというもの。多くの人にとって自明と思われている人間の世界認識の構造の不思議から、さまざまな話題が展開されていく。

書名の意味は、スルメという、死んで加工され静止した状態になっているものを見て、生きて動いているもとのイカがわかるのかという疑問を意味している。人間が種として社会化を進め、相互にコミュニケーションを行なっていく上でやりとりされる情報は、ほとんどこのスルメのようなものだ。一方で自然や世界のありようは、生きているイカ的な混沌そのものという性質を持っている。第3章「原理主義を超えて」ではダーウィンの進化論や資本主義が批判的に検討されているが、養老も茂木も、いわばこうしたスルメとイカのギャップを気にかけている点で共通している。

一方、そこからさらに展開された第4章「手入れの思想」では、手つかずの自然に人間が人工的にある程度の手入れをすることの積極的な意味が語られる。養老によれば、子どもの教育に関するあるべき態度がまさにこの手入れであり、茂木によれば自分自身の脳、無意識に対してさえも手入れをしていくことが重要だという。対象のすべてをコントロールするのではなく、適宜手入れをすることで調和をはかるかかわりあい方は日本人になじみやすい知恵だ、という指摘は興味深い。(松田尚之)

出版社/著者からの内容紹介

言葉がつなぐ脳と社会、養老孟司の新常識!

脳科学の大御所・養老孟司とクオリアのパイオニア・茂木健一郎がまじめに語った、脳・言葉・社会--。現代の見方が変わり、新しい常識が分かる、養老エッセイの決定版!!

内容(「BOOK」データベースより)

あたりまえの常識をマジメに説く。

著者 茂木 健一郎, 2004/01/12

スルメを見てイカに至る道筋
本書は、2002年1月12日に朝日カルチャーセンター(新宿)で行われた茂木健一郎と養老孟司氏の対談を踏まえて、企画が立ち上がったものです。養老孟司さんの鎌倉の御自宅での対談などを踏まえ、企画ができてから約1年半後に出版の運びとなりました。

茂木と養老孟司さんの最初の接点は、茂木が1997年に日経サイエンス社から出版した「脳とクオリア」の書評を養老孟司さんが読売新聞に書いてくださったことでした。その後、日経サイエンスの対談で御会いしたり、養老さんが主催されている「養老シンポジウム」に参加させていただいたり、茂木が複雑系の研究者たちと開催した京都大学基礎物理学研究所での研究会に養老さんがいらしたり、さまざまな機会に御指導いただいております。(茂木健一郎 記)

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

養老 孟司
1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部解剖学教室を退官し、現在北里大学教授、東京大学名誉教授

茂木 健一郎
1962年東京都生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現在ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院客員助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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