読み進めるうちに、これはすごいお話だということに気づきました。
9・11の裏側で、命をかけながら頑張っていたアメリカ人がいたことに驚きました。
テロの後、イスラム=テロリストのいる怖い国というイメージを持ってしまったのが、この本を読んで一気に世界観が変わりました。
この本の舞台であるパキスタンには、すばらしい人たちがたくさんいることがわかりました。
中でも、コルフェ村の村長ハジ・アリの言葉が印象的でした。
村に学校を建てるのなら賄賂を寄こせ、と近隣の村の村長がいちゃもんをつけてきます。
そのときに、ハジ・アリは黙ってヒツジ12頭を差し出します。
大切なヒツジをとられて泣いている村の子どもたちに向かってハジ・アリは言います。
『悲しむことはない。
あのヒツジたちが殺されてたべられてしまっても、この学校は残り続ける
今日違う村の村長は食べ物を手に入れたかもしれん。だが、我々の子供たちは
いつまでも教育を受けられるのだ』
『このコーランがどんなに美しいかわかるかね?
しかしわしには読めない。文字が読めないのだよ。
人生でこれほど悲しいことはない。村の子供体がこのような思いをせずにすむなら
どんな犠牲でも払う。』
一番感動した部分でした。
世界を変える小さな一歩は、まず真実をきちんと知ることだと思いました。