どんでん返しもので絶大な人気を誇る「イニシエーションラブ」の著者、乾くるみ氏の6年ぶりとなる長編書き下ろし作品です。
冷凍睡眠技術によって30年後に再び生を受けた14歳の少女の物語です。
ネタバレになるといけないので、詳細は控えますが、本作は、SFでもあり、ミステリー・サスペンスでもあり、恋愛小説でもある、様々な要素が詰め込まれた一冊です。
驚愕のラストは、やはり、乾くるみ氏の真骨頂と言えるでしょう。満を持して発表された本作は、読んで損無しと言える傑作に仕上がっています。
リーダビリティに溢れ、会話も背景もテンポ良く進んでいきます。次から次へページを送ってしまい、気がついたら読み終えてしまっていました。読後感も良く、テーマも秀逸。万人にお勧めできる作品だと思います。