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初めてイングランドに移住することとなった若妻グエンダは、ある家を見た瞬間、もう隅から隅まで知っているような胸騒ぎを覚え、「これが私の家」と即決する。やがて、改装を始めると、次々に、そこにあるような気がしていたもの、そこにあればいいと思っていたものが隠されていたことがわかり、彼女は言いしれぬ不安におびえることになる。そんなとき、彼女の潜在意識を呼び覚ますある出来事が起こった…。
ちなみに、ミス・マープルの長編シリーズは、「復讐の女神」を除いて、ミス・マープルの探偵振りが地味で控え目なため、全体的に、「マープル度」(マープルが絡むシーンのページ数の割合)が低いのが難点といえば難点なのだが、全12作が出揃ったところで、各作品のマープル度を測ってみると、次のようになった。
1「復讐の女神」…96%、2「カリブ海の秘密」…70%、3「魔術の殺人」…64%、4「スリーピング・マーダー」…45%、5「鏡は横にひび割れて」…43%、6「書斎の死体」…42%、7「パディントン発4時50分」…29%、8「予告殺人」…29%、9「バートラム・ホテルにて」…28%、10「牧師館の殺人」…25%、11「ポケットにライ麦を」…23%、12「動く指」…7%。
なお、アガサ自身が選んだベスト・テンには、8と12が入っており、特に12がお気に入りだったようだ。
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