フランス映画「すべて彼女のために」のアメリカでのリメイク版ということですが、極めて秀逸のするどい作品に仕上がっています。
サスペンスのジャンルになると思いますが、追い詰められ、冤罪を晴らす手段がまったくなくなったとき、愛する妻のため、愛する子供のため、愛する家庭のために、シアワセを再び取り戻すために、いったい何をすべきかという人間ドラマが展開していきます。
すごく応援したくなる気持ちが高まっていきます。
その夫を演じるラッセル・クロウ。
どちらかといえば、高飛車な役柄が多いと思いますが、この映画では実に家族思いの人間模様を、藁にもすがる思いで必死の覚悟で行動を起こす姿に、大きな背中が映し出されています。
今にも悲鳴を上げたくなるほどの感情を抑えて、着実に実行するための計画を立てるのです。
緊迫感の連続の中、想定外のアクシデントにもアレンジして、ひたすらに決死で挑む姿にアツい感動を覚えます。