ナメクジみたいな宇宙生物が隕石とともに地球に落ちてきて、平和な街を遅うという、昔から何度も繰り返されてきたストーリー。でも、描写がコミカルかつグロテスクで、私は結構楽しめました。変に力の入ったホラーより、こういう肩の力が抜けたSFホラーの方が楽しくていいですね。
ナメクジに襲われた男の造形がユズナの傑作「フロム・ビヨンド」みたいで、なかなか良いです。ナメクジの子供を体内で育てさせられる女は気球みたいに丸く太って、その中に顔がある。腹が割れて爆発し、小さい無数のナメクジが飛び出すんですが、こういう描写が奇想天外(というほどでもないですか・・・)で面白い。リアルよりキッチュな路線です。お笑いもありますが、グロテスクな場面はちゃんとグロに作ってあって、しかもそのグロテスクがCG一辺倒じゃなくて、何となく手作り感を感じました。
風呂に入っている女の子をナメクジ宇宙人が襲うところなんで、あきらかに子宮に精子が入っていくイメージですし。「エルム街の悪夢」みたいでもありました。
ナメクジに口から入られた人々は操られるのですが、それが全く、ゾンビみたい。車の中の女を外から襲うのは定番ですね。死体も食べますし。
まあシンプルな話にいろんなホラー、SF映画のイメージを重ね合わせて、コミカルに作っていて、それなりに見られます。もうひとひねり、アイデアが欲しいところではありますが、それは贅沢な希望かも知れません。