『スラムダンク武士道』『スラムダンク論語』と続けてから読んだ。
これははよかった。
今の日本人が忘れていて、一番大切な『武士道』『論語』を、『スラムダンク』に当てはめていくことで、わかりやすく解説してあって、「なぜこの本が年間で一番売れた本ではないのか?」と思ってしまったほどだ。
だが3冊目の本書については、正直がっかりした感が否めなかった。
一文一文が長く頭にスッと入ってこなかった。
それに、解説するために使われている『スラムダンク』の言葉が〈解説〉の中で全く使われていなかったこともあり、解釈にちょっと強引なところがないこともなかった。
それに一番目に付いたのは、湘北以外の登場人物たちを悪く書きすぎている傾向にあったからだ。
湘北のメンバーを持ち上げたいのはわかるが、それにしたって悪く書きすぎているのではないかと思う。
それこそ〈仁〉がないといえるので花だろうか。
組織のリーダーそしてこれからなる、なろうという人には『孫子』は欠かせないものののひとつであると思う。
だからそんな人はこの本を手にとって見てほしい。
でも、『スラムダンク』に深い思い入れがある人にはあまりお勧めしない。
ちょっとイラッとくることがあるかもしれないからだ。