<私は嫌煙家ですので嫌煙家としての先入観があることをご了承ください>
私は「タバコは百害あって一利(税金で社会貢献)だけ」と思っていたため、
その自分の考えが正しいかどうかを判断するため、敢えてこの本を手に取りました。
本著は、世の中一般で言われている様々な「タバコが有害な理由」に対して愛煙家の側に立った著者の主張が書かれていて、愛煙家から見れば代弁的な、嫌煙家から見れば貴重な意見を読むことができる1冊だと思います。
特に「タバコの害」に関して、決して隠すようなことはせずにちゃんと反対意見を述べてやろう、という姿勢を感じ、その点では好感が持てます。
ただ、逆に「何でも反論してやろう」という姿勢の結果、玉石混淆の主張となっていて、
中には感情論や屁理屈、開き直りと感じる主張もあるのは残念です。
この本を読み、個人的には
「タバコは百害あって数利だけ」と、考えがちょっとだけ補正されましたが
やはり改めてタバコは吸うまいと思いました。
本書はタイトルが示すように、
吸わない人に吸わせようという意図はまったく感じません。
おそらく、愛煙家の方が「タバコを続ける動機付け」として興味を持ちそうな本だと思います。
ただ、そのような方も、ぜひ傾倒せず「喫煙について改めて考えてみよう」という視点で、
努めて理性的な目で読んでほしいと思います。