滝津瀬の如く、たぎり、泡立ち、逆巻きながら、前へ前へと進んでゆく音楽の奔流に、わくわくさせられた一枚。弦楽器群の流麗な調べをはじめ、木管楽器群、金管楽器群、打楽器群が一体となったアンサンブルの、何て生命感にあふれているんだろう。本当に心躍る演奏で、魅了されました。
第2曲「ヴルタワ(モルダウ)」の中、<月光と水の妖精たち>を描いた箇所の夢のような美しさ。第4曲「ボヘミアの野と森から」の、のどかな自然の空気が伝わってくる箇所。第6曲「ブラニーク」の中で奏されるオーボエのソロと、そこにホルンとフルートがからむ箇所。格別、素敵だなあと聴き惚れてしまった箇所ですね。
1963年1月7、10、13、14日。チェコのプラハ、ルドルフィヌムでの録音。