政府、とりわけ、経済産業省のエネルギー政策の中核に
いる著者(研究者)だけあって、たくさん出版されているスマートグリッド
社会の本の中でも、特に日本の政策面や実証実験に詳しいです。
スマート革命というと、米国、特にオバマ政権と連動した
シリコンバレーのハイテクカンパニーがけん引する施策、実験
を描くことが多いのですが、本書のように「地に足ついた」具体的な
社会変革の姿を、それも、図解入りで分かりやすく解説されると
とっても、夢のある世界、社会を想像できて、よい本です。
社会基盤へのテクノロジー革新が、われわれの生活基盤にどんな変化を
あたえるか、を中心に解説されているので、技術の話題は後半に。
主に分散型発電、太陽熱発電にサンベルト開発、海洋バイオマスに
よる海洋都市構想、そして、化石燃料の高度利用などについて
詳しく説明されていて、壮大な構想と現実感に身震いできます。