すでに、首都圏での電子マネー普及率は概ね100%に達していると言われており、電子マネーやクレジットに付帯するポイントは「賢い生活」に無くてはならなくいものになっているにもかかわらず、「将来スモホはどうなっていくの?」かいまいちよく分からなかったので、本書を読んでみた。
本書はスマホや電子マネーを利用した経済を「スマートマネー経済圏」と名付け、「全体像」→「企業戦略」→「情報活用」→「未来図」→「法制度」と、非常にわかりやすく説明してくれている。
特に、ポイントについては、2009年度の発行額が1兆円に達しているという事実には驚かされた。平均1%のポイントで換算すると、なんと100兆円の消費に付与されたことになり、これは家計最終消費支出の約半分になるからだ。
歯科医院のコンサル業をしている私は、近い将来、医療業界にもスマホ決済やポイント付与などが始まるのではないかと予見していたが、本書を読むことで、そのヒントをつかむことができた。
「スマートマネー経済圏」は、人口が減少に転じた日本の消費市場において、数少ない「成長領域」であることを理解する上での必読書といえるだろう。