人は、何らかの形で「他者とつながりたい」或いは「他者に対して自己の存在を知らしめたい(自己表現したい)」という欲求を根源的に有している。インターネットの驚異的な普及に続いて登場したSNSや動画サイトはそうした人々の潜在願望を容易に満たしてくれる。そして、iphoneに代表されるスマートフォンは、この"インターネットを介した人とのつながり"をより身近なものにしてくれたのではないだろうか?しかし一方で、その利便性は、情報流出のリスクと隣り合わせであることを本著は気付かせてくれる。著者の田淵氏は、我々の記憶にも新しい具体例を挙げてスマートフォン時代に潜む情報漏洩の危険性に警鐘を鳴らすと共に、それに対する護身術を提示してくれる。最近どっぷりとスマートフォンに浸かっている自分も、本著を通して、この便利なツールとの向き合い方を改めて考えさせられた。これからスマートフォンの購入を検討されている方にもご一読されることを強く薦めたい。まさに、スマートフォン時代必読の書である。