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スマホ、タブレットが変える 新IT医療革命 (アスキー新書)
 
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スマホ、タブレットが変える 新IT医療革命 (アスキー新書) [新書]

Team 医療3.0
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

超高齢社会の到来とともに、システム崩壊を余儀なくされる日本の医療。
そんななか、iPhoneやiPadといったスマートデバイスを活用し、
自分たちの力で業界再生を図る医療人たちがいた。
彼らの試みの数々が切り拓く、医療の次世代モデル「医療3.0」とは?
情報革命を推進する事業家・孫正義氏との徹底討論を通し、医療の未来像がいま語られる!

iPadを活用した手術で話題を呼んでいる外科医・杉本真樹氏ほか、
ITを使い、よりよい医療を実現しようとする医師、看護師たちが語る、最新活用事例の数々。
外科手術、教育、在宅医療、救急対応、患者説明など、
現場のニーズから生まれた、実践的な試みは
ひとつひとつが大きな可能性を秘めている。

医療という日本の重要問題をITの視点から改革しようとする孫正義氏と、現場の実践者たちとの対話から、
日本の医療の問題点、ITで何が変えられるのか、
そして医療界をイノベーションするためのヒントが見えてくるだろう。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: アスキー・メディアワークス (2011/12/10)
  • ISBN-10: 4048706756
  • ISBN-13: 978-4048706759
  • 発売日: 2011/12/10
  • 商品の寸法: 17.6 x 11.1 x 1.7 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 iPad, iPhoneの利用方法, 2012/1/3
By 
ゆう - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: スマホ、タブレットが変える 新IT医療革命 (アスキー新書) (新書)
本書名は”スマホ、タブレットが変える、、、”となっているが、内容はiPad、iPhoneを利用した報告である。
孫氏のコメントも多く、かなりSoftbankよりの印象を受けた。

iPad、iPhoneによる医療改革の様子には、非常に興味がある。これまでは高額の費用がかかっていた
作業も手軽に行えるようになったらしい。読んでいてとても楽しいし、将来に期待への期待が膨らむ。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 患者中心のクラウド連携, 2012/1/21
レビュー対象商品: スマホ、タブレットが変える 新IT医療革命 (アスキー新書) (新書)
「Team医療3.0」共同発起人の畑中洋亮さん(神戸大学特任教授、帝京大学客員教授)は、医療技術や機器が進歩した時代を「医療1.0」と呼ぶ。ここで細分化・ピラミッド化された状況を打開するために、新臨床研修制度をはじめとする「医療2.0」が行われたが、それがかえって医療崩壊したと説明。次のステップとして、ICT技術を利用した「医療3.0」が必要だと説く。
本書は、医療3.0を実践する医療現場からの報告である。

iPhoneの医療アプリとして代表的な「OsiriX」の開発者の一人である杉本真樹さん(神戸大医学部消化器内科特命講師)は、これまでの医療サービスのセグメント主義を「医領鎖国」と呼び、これをオープンにする「医領解放」が必要だと説く。患者のCTから3Dプリンタを使って臓器の立体モデルを作り、手術の再現をするというアイデアは素晴らしい。

金井伸行さん(医療法入社団淀さんせん会金井病院理事長)は、地域密着型病院を経営している経験から、「医師という職種は絶えず動き回りながら高度な決断を迫られる、実はモバイルワーカー」(64ページ)と見直すことで、モバイルアプリとクラウドを使った研修医支援システムを提供している。そこには「知識」「技術」「成功・失敗体験」をシェアするという思想が流れている。

綱木学さん(済生会栗橋病院外科医長)は、絶滅危惧種の外科医を効率よく育てるために、iPadで動画を使った教育に熱を入れる。

狭間研至さん(ファルメディコ代表取締役社長・医師・一般社団法人在宅療養支援薬局研究会理事長)は、昔の町の薬局を「薬局1.0」、現在の調剤薬局を「薬局2.0」と定義し、開業医より多い薬剤師というリソースを活用した医療サービスの提供形態を「薬局3.0」と定義する。

遠矢純一郎さん(医療法人社団プラタナス桜新町アーバンクリニック院長)は在宅医療を行っている経験から、クラウド型の地域連携電子カルテをiPhoneで共有できるようにしている。もちろんセキュリティにも配慮したサービスだ。

宮川一郎さん(習志野台整形外科内科院長)は、iPadを使って問診票や患者説明スライドを作っている。わかりやすい医療動画が患者に好評だという。病診連携をさらに進めた病患連携――「診療所の先生だけでなく、入院している患者さんやその家族が、家でパソコンやiPadを使って、カルテだけではなく、手術の記録、画像、血液検査の結果、入院中の生体情報、つまり血圧や体温といった今日の状態というのを見られるように」(134ページ)なっているのだという。

高尾洋之さん(東京慈恵会医科大学脳神経外科学講座助教授)は、iPhoneを用いた遠隔画像診断治療補助システムを開発し、脳卒中の症例に活用している。「時間軸で、今どんな検査をやっているのかということが一目でわかるようになって」(151ページ)いる「タイムバー&ツイート機能」はツイッターのタイムラインのようなユニークな機能だ。この考えを推し進めてゆけば、金井さんが提唱する「施設単位、部署単位ではなく、患者単位で考えるべき」(162ページ)と組み合わせることで、患者や医療スタッフがノードとなり、クラウドで連携している医療情報システムが構築できるだろう。

最終章は、ソフトバンクの孫正義社長の発言が中心だ。
孫さんは、現在、書類処理などに費やされる医療の無駄が「3割以上ある」(165ページ)と仮定し、300万人の医療スタッフ向けにiPadのような端末を2万円で大量生産し無料で配れば、「300万人分で600億円。それを6年で割り算すれば年間100億円なんです。100億円で10兆円削減できる」(166ページ)と、ビジネスマンらしく算盤勘定を披露する。
これを実現するには「政治家が腹をくくるしかない」(168ページ)と述べるが、これには違和感を感じた――政治家に汗をかかせて、ご自身は旨いところを吸い上げるだけではないか、と。
孫さんは「『人々の笑顔のために』、医療とITのコラボレー卜をやりましょう、というのが僕の意見」(190ページ)と仰るが、本書中にも僻地でソフトバンク携帯の電波が繋がりにくいという指摘があったが、ビジネスとは儲かってなんぼのもの。せっかく「Team医療3.0」の皆さんが無償で努力して作ってきた成果を持って行かれるのではないかと、一抹の不安が残る。

最後に、「Team医療3.0」の皆さんのプロフィールが掲載されている。素晴らしい経歴・肩書きが並ぶが、よく読んでいくと、ITを積極的に導入している医療機関に勤務されていた経験があるご様子。「Team医療3.0」は、そういう先端医療機関が生み出したIT医療の第二世代であるように感じた。
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