邦題に難ありですね。エロスが重きじゃないはずです。
ですが,全く別世界の人間が同じ芸術を理解しあい,美に昇華させてゆくのは真珠の耳飾りの少女と似ています。ダイアンアーバスを知らなくて,ロバートダウニーJr目当てでみましたが,音楽が終始に渡って印象的に使われていると思います。主演二人の,最初からすべて許しあう関係ではなく,たゆたう感覚がとても,後半のラブシーン以上に官能的でした。特に,ディアンがライオネルの毛を剃るシーンは…繊細でいて官能的です。ロバートダウニーJrは声がいやらしくないのにすごくセクシーなのでこういうアート系の映画にはぴったりですね。昔から贔屓目で見ていたからかもしれないですが…
性描写に重きをおかないで見ることをお勧めします。これはポルノではなく,ダイアンアーバスへのオマージュなので。
にしても,ロバートダウニーJrは昔から芸達者で,この作品でも才能を遺憾なく発揮していますね。彼のライオネルを見るだけでも価値ありです。彼以外がライオネルを演じると本当に奇人になるのに,ロバートダウニーJrにかかれば,きちんと芸術を理解した,紳士的な男になりますし。にしても音楽はよかったなあ。
DVDにキャストインタビューがついてないのですが…ライオネルが素敵な紳士だったので星4つです。
真珠の耳飾りの少女やキャメロットガーデンの少女が好きな方はきっとハマります。