感想を要約すると「どこが3Dやら」といったところでしょうか。
美人モデルさんのイメージビデオというのは3Dの威力を最大限に味わうのに好適だと期待して購入しました。3Dバージョンを選択・再生してすぐさま愕然としました。飛び出しも奥行きもあったもんじゃありません。臨場感や生々しさ、肉体の量感や景色の広がりといった3Dなればこそという感覚がどこにもありません。なんですかこれは。
あー、確かに浮き上がっては見えます。書き割りっぽくぺらりと浮かんでいます。遠近に乏しい平板な美しいビーチで、肉感に乏しい美しいモデルさんたちがポーズをとっています。ロケ地のマウイの風景もスーパーモデルさんたちも大層美しいですがおかしな浮き上がり方ばかりが気になりました。
3Dってこんなものだったっけと不安になり、念のため手元の『トロン:レガシー』ブルーレイ3Dや『IMAXディープ・シー3D』や川村ゆきえ『Renaissance』を見返しました。相変わらず素晴らしい3Dに感動したところで我に返ってこの『スポーツ・イラストレイテッド(略)』に戻りました。再び愕然。結局、3D映像としての良さをいかに生み出すかという計算を全くしていない・そもそもそういう構想を持って作っていないということなのだと思います。2Dバージョンはビーチも山もモデルさんたちも違和感なく美しくてよろしかったですし。
3Dなどないものと思えば腹も立たない……と思いたいところですが、しかし収録時間わずか30分ということを考えるとやはり微妙です。すっきりしない気持ちのまま星三つ。