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スポーツの魅惑とメディアの誘惑―身体/国家のカルチュラル・スタディーズ
 
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スポーツの魅惑とメディアの誘惑―身体/国家のカルチュラル・スタディーズ [単行本]

阿部 潔
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,415 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

スペクタクルに潜むポリティクスを暴き出す。グローバルな祝祭としてのオリンピックやW杯。そこに蠢くポリティクスを徹底的に解剖し、スポーツする身体の衝撃に迫る新たな語りを目指す。気鋭の最新論集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

阿部 潔
1964年名古屋に生まれる。1987年関西学院大学社会学部社会学科卒業。1992年東京大学大学院社会学研究博士課程単位取得退学、東京大学社会情報研究所助手。1995年関西大学総合情報学部専任講師。2000年関西学院大学社会学部助教授を経て、関西学院大学社会学部教授、博士(社会学)。1998年4月から1年間、British Council Fellowshipを得てロンドン大学ゴールドスミス校に客員研究員として滞在。専攻は社会学、メディア/コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 281ページ
  • 出版社: 世界思想社 (2008/07)
  • ISBN-10: 4790713474
  • ISBN-13: 978-4790713470
  • 発売日: 2008/07
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 スポーツ社会学で重要な位置を占めるメディア分析を、最近の事象を例にとり、二部構成でわかりやすく、しかし鋭く解説しています。

 第1部ではスポーツ・ドキュメンタリーを取り上げ、主としてスポーツ・ジェンダー学の視座で分析しています。そこでは現場の男たちのホモソーシャルな関係を生々しく伝えられ、「お前は男だ!」の一言で一瞬にして女性アスリートが周縁化されてしまう危険性を常に孕んでいます。当事者(選手)は仕方がないにしても、伝え手はその影響をどれほど考えているのか。
 第2部では、現代の巨大な祝祭空間の一つであるオリンピックの開会式の演出方法と、メディアによる伝えられ方が俎上に乗せられています。ソルトレーク・シティでの「強い不屈のアメリカ」の演出、長野での「日本らしさ」の表象、そしてシドニーでの南北合同行進の日本のテレビ局による報道などが紹介されています。そこには当然、政治というものとの関わりも論じられます。

 私自身は柔道の世界に棲息する者ですが、国内外の大きな大会を民放が伝える最近の手法には、多くの批判が寄せられています。大仰なニックネームを冠して、選手間の差別化を図り、送られてくる試合の映像は注目選手のものばかりで、予想外の組み合わせの決勝などは、ダイジェストでさえ紹介されなかったりします。スポーツを忠実に伝えるべきメディアであるべきですが、カネの流れも影響してか、逆にメディアがスポーツを引っ張りまわしているのが現状です。伝え手たちには今一度、自分たちの役割というものを考え直してもらいたいと思います。
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8 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
自分は経験者でもないのに“ジャーナリスト”としてスポーツを解説するような愚書とは一線を画す良書です。今日のスポーツがメディア次第であるとう論点もいいのですが、ジェンダー論に否定しようのないホモソーシャルな側面を解きほぐすなど、拍手を送りたいくらいです。個人的にはもっと先のことまで読みたかったのですが、世間がまだそこまで行っていないのですから、この本は正しい選択をしたと思います。だからこそ、続編を切望します。オリンピックやアスリートのイメージなど、もっと掘り下げて欲しい。

本当は星5つでもいいのですが、スポーツとメディアを語る上で、オリンピックとは切り離せない某広告代理店のことが抜けているのであえて4つとします。

次回作を切望したい著者です。
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