およそ30年のキャリアの中で、なんとこれがはじめての本。
慎ちゃんらしい、語りおろし本となっています。
生い立ち、そして芸能人としての歩みに絞って語っているので、「これで慎ちゃんのすべてがわかる!」とか、そういったものではないですが、分量的には多すぎず少なすぎず、「あー、もうちょっと読みたいなー……。」ぐらいのちょうどよさ。
ビッグな顔ぶれが登場するエピソードなど、おなじみの爆笑ものだけでなく、青春の日々の熱いひとコマや、ちょっと泣けるような話も多く、生前「慎吾ちゃんならいいよ」と公認してくれたという「山城(新伍)さんの“チョメチョメ”を継承してやっていきたい」、なんてのも、実にいい話です。
思えば、モロボシ・ダンを演じた森次晃嗣さんと仕事で一緒になったからといって、いつでも頼めば「ジュワッ!」をやってくれる、とは限らないわけで、慎ちゃんという人には、それをさせてしまう“なにか”が備わっているのでしょう。
読んでいると、慎ちゃんの内側に詰まっているもの、歩んできた道を、笑ったりジーンときたりしているうち、いっしょに体験できるような感覚があります。
通して読み終わる頃には、頭の中に『情熱大陸』のエンディング・テーマが流れているような、そんな感じもあったりして……。
コンパクトな中に《しんご劇場》や年表など、おまけもいっぱい。
高校までいっしょで“てっちゃんしんちゃん”というコンビを組んでいた“てっちゃん”へのインタビューも収録。
大ヒットCD+DVD『
柳沢警察密着24時』同様、企画・プロデュースは高島幹雄さん(はじめ、スタッフの皆さん、グッジョブ!)。
慎ちゃんが好きな人、慎ちゃんのことが気になる人、必読の一冊です。
なお、美麗すぎる表紙の繊細な色合いは、ぜひ実物でご確認ください。