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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
スペインへの関心を広げていくきっかけとしては悪くない,
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レビュー対象商品: スペイン学を学ぶ人のために (単行本)
■スペインの歴史・言語・宗教・文学・思想・絵画・伝統芸能そして日本人が見たスペインという具合にジャンル分けして各専門家が分担して執筆しています。▼私はこの本のタイトルを「スペインはどういう風に学んでいくべきなのか」といった方法論のようなことについて書かれているものと解釈したのですが、読後感は残念ながらそういうものではありませんでした。各分野について概論が並べられているというのが率直な印象です。 他にスペイン関連本を手にしたことがある人には、特段目新しいお話は出てこないのではないでしょうか。例えば川成洋氏が執筆を担当したスペイン内戦史では内戦に参加した日本人・ジャック白井の話が(やっぱり)出てきます。同氏には「スペイン戦争-ジャック白井と国際旅団(朝日選書)という本がすでにありますし、それ以外にも機会あるごとに氏はこのジャック白井の話を書いているので、この「スペイン学を…」はその焼きなおしという感は否めません。 △とはいうものの、全く物足りなかったわけではなく、私としてはこの本の最終章「日本人の見たスペイン」を面白く読みました。明治から昭和にかけて日本人によって書かれたスペイン関連本に数多くあたって、各時代の日本人の視点にどうスペインが映ったのか、その変遷をたどっています。シエスタひとつとっても、これを怠惰ととる人もいれば、体を休めるための効果的な生活の智恵ととる人もいて、なかなか興味がつきませんでした。
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