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ちなみにお兄さんは作家の菊地秀行氏。そして表紙を取ると、まるでフランス語のテキストみたいなステキなこだわりの装丁を見ることができます。これは友人に指摘されて初めて気が付きました。帯の背のなんだかすごいキャッチフレーズとあわせて、ぜひ味わってほしいと思います。どこまで本気でどこから洒落なのかしら。楽しく煙に巻かれます。
内容は旧サイト「GrooveID」での『月刊菊地』からスパンクスオフィシャルサイトのメインコンテンツ『展望レストラン・光峰』、そしてレストラン日記に「ユリイカ」掲載のボリス・ヴィアンに捧げられた『危機の数は13』、ゴダール論から挙句の果てに公式BBSでのファンからの質問への回答まで収録!
ただ一つ正直に言ってしまえば、悲しいかなこの本の内容は量質共に高々4年にわたる文筆家・菊地成孔が毎日書き捨ててきた文章、そして彼の生きた人生、そこから我々読者の受け取ったものの魅力のほんの数%程も押さえられてはいないということだ。残念なことだが既に本書を手にしている読者の数多くがそう感じていることだろう。が、無理のないことだ。一日の始まりだった、毎朝読み漁った菊地氏の文章が本になった。それだけで充分だ。
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