こちらは以前感想を書いた「スプライトシュピーゲル」の2巻目で、これよりも前に出版されている「オイレンシュピーゲル2」でも書かれた、ミリオポリスに墜落した人工衛星に搭載されていた原子炉を巡る物語を別視点で書いたものです。
オイレンシュピーゲルに登場した場面と同じ場所、同じ時間に起きた出来事でも、視点が違うとここまで違って見えるのかと思えるくらいの書き分けですから、これが同じ時間で違う場所となると私たちが知ることが出来る情報は大きく違ってきます。
また、オイレンシュピーゲルでは涼月たち3人に視点のほとんどが固定されていますが、こちらでは鳳たちだけでなく、ヘルガ、ニナ、冬真たちも事件の解決のために奔走したり、もしくは弄ばれる様子が少なからず描かれているのも大きな違いでしょう。
もし片方しか読んでいないのでしたら、両方読んでみると、事件に対し関係者たちがどんな思いで関わったのかが全体像が分かって面白いと思います。