様々な民族、宗教が混在し、そのためにテロや犯罪が多発する、かつてウィーンと呼ばれた街──国際都市ミリオポリスを舞台に、機械化された手足と翼で凶悪犯罪やテロに立ち向かう3人の少女たち。それがMSS要撃小隊≪の妖精≫。
主人公の3人の少女たちは様々な経緯で生身の手足を失って機械化され、そのために心に傷や衝動など複雑なものを抱えており、それでも戦い続ける彼女たちと、それを取り巻く仲間や敵の心理や言動が、作者が持つSFや歴史など広く深い知識に裏打ちされて描かれてます。ちなみにスニーカー文庫から同じ街を舞台にした「オイレンシュピーゲル」が同時発売されてますが、こちらの方が比較的ソフトな内容になってます。
あと、文章が=や/など記号を多用した独特な表現で、最初のうちは少し違和感があるかも知れませんが、読み進んでいくうちにすぐ慣れますから大丈夫です。