ヴィーナスの今回の再発の中で一番地味な盤かも知れないなぁ、大方のヴィーナスのピアノの音が好きな人は、「へえーヴィーナスって日本人のピアニスト出してたんだぁ何だベースもドラムも日本人で東京録音じゃない、それじゃあSJ誌のゴールドディスク取れる訳無いよなあ」なんて思ったでしょ?何せヴィーナスは本家ウォルター・ビショップ・Jr.の「スピーク・ロウ・アゲイン」も出してますからねぇますます影が薄い(笑)ワタシも六年前に大半のCD売った時は「こんな地味な盤が再発される訳無いよなあ」と思って残したからね。この盤は山本さんの音源の中でも演奏、録音共に辛口な部類に入るSWING♪SWING♪またSWING♪な嬉しい盤なんですねぇ。間に挟んだバラードがまた良い!いつもの剛さんより感情移入は少ないかな淡々と丁寧にメロディーを紡ぎ出してる印象、むしろベースの岡田勉さんがペデルセン並に動いている感じ。岡田さんは七十年代からずっと山本剛トリオの舵取りやってるから阿吽の呼吸な訳だけれども今作品でのフィーチャーの大きさは、やっぱりヴィーナスの原さんのプッシュなんだろうなと思った。ある意味もう山本剛トリオの在り方を根底から覆した快作と言えるよね(笑)それがこの独特の辛口を感じさせるんだね。なので「ジェラス・ガイ」「クロース・トゥ・ユー」なんて激甘い曲やっても、すっきり楽しめるんだね。ドラムの植松さんも今回は行く時はガツンでカッコイイ!あのねエルビン様御用達なシズル付きシンバルの バシャアーン!ビシュウーンって凄い生々しい音が堪らないですねぇ、至福極楽SWING♪三昧な隠れ名盤だね(笑)山本さん、またヴィーナスで録音しないかなあ、次は「オーバーシーズ」とかね、また隠れ名盤になっちゃいそうな名前ですが(笑)原さん!お願いします!