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二人と関わってはいるものの、堅実な毎日を淡々と送ることの出来る浩也。
この三人が、立場の違いから離れたり、一部近付いたりしながら語られる青春小説。
登場人物がやたら饒舌で、観念的なことを理屈っぽくウダウダと喋るシーン(特にカンナ)にはイライラしました。カンナは、「自分のこと個性的で特別な存在だと思いたいんだろ?」と糾弾される典型的なキャラとして描かれているように思います。妙に冷めた宇田と、この著者のパターン、「普通」で「いい奴」の主人公。しかし関わり合う、みたいな。
正直、不自然、というか、わざとらしい感覚がありました。
「ねぇ、今って大丈夫?」と「ブルブルヒッヒーン!」など、「ちょっとおもしろいでしょ、こういうの」という声がどこかから聞こえてきそうな。
著者は「普通」で「リアル」な若者たちの雰囲気を描くのに、非常に長けている、と思います。本作も、そういった部分で「やっぱり光ってるとこあるな」と感じたのですが、その描写に作り込みが入ると、どうも・・・・・。
「スポット」のことも、もう少し深めて書いて欲しかったです。
でも、これがおもしろいんだなぁ。特に今回、ちょっとエキセ
ントリックな登場人物として描かれている主人公の幼馴染のカ
ンナがなんかかわいい。自由奔放で自然体な感じがキュンとさ
せる。
っていうのはどうでもいいことなんだけど、鈴木さんの本って
本当に普通すぎるくらい普通。
奇をてらった発言とか少なくて、小説世界ってことを忘れさせ
てくれちゃう感じ。この力の抜け具合がたまらなく好きなんだ
なあ。・・・・でも本を出すペース遅くないですか??
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