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スピリットベアにふれた島 (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)
 
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スピリットベアにふれた島 (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち) [ハードカバー]

ベン マイケルセン , Ben Mikaelsen , 原田 勝
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

15歳の少年コールが引きおこした傷害事件。傷ついたすべてのもののために、コールとピーター、それぞれの両親、そして同じ地域にくらす人たちが集まって「サークル・ジャスティス」が開かれる…。犯罪とどう向きあうべきか。変わろうとするコールの姿を追いながら見つめなおす意欲作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

マイケルセン,ベン
アメリカ合衆国の児童文学作家。南米、ボリビアで生まれ育つ。米国西北部、モンタナ州ボーズマン在住。研究のために捕獲され、殺されそうになったアメリカクロクマを保護し20年前からいっしょにくらす。徹底した取材にもとづく作品には定評があり、8作品で30近い受賞をするなど、各方面から高い評価を得ている

原田 勝
1957年生まれ、埼玉県在住。東京外国語大学卒業。英語圏の児童文学、とくにヤングアダルト向けの作品を中心に翻訳活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • ハードカバー: 358ページ
  • 出版社: 鈴木出版 (2010/09)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4790232344
  • ISBN-13: 978-4790232346
  • 発売日: 2010/09
  • 商品の寸法: 19.6 x 13.9 x 3.1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By 東の閑人 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
父親から虐待を受け続け、それゆえの鬱屈した思いを爆発させ級友を傷つけたコールは、刑務所行きから逃れたい一心で「サークル・ジャスティス」の場で提案された「試練」に挑戦する・・・。

その「試練」とは、アラスカ南部の無人島で1年間、たった一人で生き抜くこと!定 期的に食料は提供されるが、それ以外の一切を自分の力だけで切り抜け、冬は氷に閉ざされる過酷な自然と向き合って生きる日々を通して人間 的な「更正」を計るというこのプログラムを受け入れたコールだったが・・・実ははなから逃げ出す事ばかりを考えていたため、無人島生活を始めてすぐにその報いを受けるはめになる・・・。

荒々しい自然の猛威の前にひとたまりもなく打ちのめされ・・・目の前には巨大な白い熊が立ちはだかる・・・血まみれとなって死を意識するコールだった・・・。

見 所はシロクマも含めて描き出される厳しくも美しい自然と、その中で生きる事によって自然との一体感を持ち始め、ネイティブアメリカン(インディアン)の男 達の導きによって次第に目覚めていくコールの様子ですね。鳥や獣たちのマネをして踊り、冷たい湖に浸り、トーテムポールを彫る・・・。都会生活では得られ ない日々がコールを変え、最後には彼自身も、そして周囲の人々も巻き込んで、心からの「謝罪」と、「許す」という行為を自然に行えるようになる様子は、一 種神々しく、感動的でもあります。

「スピリットベア」というのはその様な自然の象徴として登場するシロクマ?で、厳しくも優しい、偉大な存在として描かれて印象的です。

犯罪者の、特に、青少年の「更生」には「罰」しかないのか?そんな疑問に一つの例を示し、同時に、自然と一体となったスピリチュアルな生き方の素晴らしさを教えてくれる、実に美しい小説となっています。
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サークルジャスティスという、加害者少年を立ち直らせる方法は、日本にはまだ受け入れられないように思う。なぜなら、相手をどう許すべきかということを徹底的に被害者側が考えさせられて、もがくほど苦しむ方法のように思うからだ。でも、加害者側からしたら、この相手側の苦しみを同様の立場で理解してこそ、本当の立ち直りがあるのかもしれない。1年前、荒れに荒れていた娘も、この本と出会い、友人関係も変化していったので、多感な中学生には、ぜひおすすめの一冊です。
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娘の夏休みの読書感想文作成のため、親子で読みました。 罪を犯した少年を、サークル・ジャスティスという方法で目覚めさせ、更生させる物語です。サークル・ジャスティスとはアメリカ先住民の伝統を基に、被害者、加害者、地域住民が共同で穏やかな解決策を探ることです。物語中の雄大な自然と反対に過酷な自然も描かれており、生徒ばかりでなく、大人が読んでも感動する物語です。サークル・ジャスティスを試みるなど、作者の優しさも感じます。原書と訳本を両方読んでみましたが、日本語訳もすばらしく、過度な表現にならず、あくまでも穏やかな原文を意識した訳で読んだ後、気持ちが暖かくなりました。お勧めの本です。
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