《インド独立の精神的リーダー》の一人として知られる思想家オーロビンド・ゴーシュ師の著作集から本訳者が選出し訳したものが纏められた構成になっています。オーロビンド著作の「The Life Divine」から5つ、「The Hour of God」から1つ、「The Supramental Manifestation」から1つ、計7つの論を抜粋して紹介しています。各章全訳ではありません。そのため2日間位で読める分量・ページ数となっています。
オーロビンド師の邦訳本は『梵我一如への方法論―知識の道』『梵我一如への方法論的集大成』『抄訳 神の生命(いのち)―霊的進化の哲学』の三冊のみなので本書で訳出されたものは師の超越論的汎神論のエッセンスを気軽に読める本として貴重です。最後に師の言葉で締めさせて頂きます。
「人間は過渡的な存在である。彼は完成していない。なぜなら、人間のなかには、そして彼をはるかに超えたところにまで、聖なる超人性へといたる輝かしい階段が伸びているからだ。そこに私たちの天命がある。あこがれを抱きながら、混乱し、制約されている、私たちの日常的な存在を解き放つ鍵が」p.141