「ここ精神科でしょう?だったら先生、(説明しなくても)私が何を悩んでいるかくらい、わかるんじゃないの?こっちが話さなければわからないなんて、インチキじゃん」
精神科医である筆者の診療室を訪ねてきた若い女性の発言だそうな。思わず笑ってしまったが、今や精神科の現場で“この手のエピソード”は珍しくもないんだそうな。
何しろ、「死んだ人間が生き返ることがある」という質問に大学生の24%が「ある」と回答したというから笑えない話である。
筆者はこうした問題意識から出発して、今の“スピリチュアル”の特徴は、前世でもオーラでも守護霊でも何でもいいのだが、その助けで、「“私が”“楽して”幸せになりたい(お金持ちになりたい、素敵なカレが欲しい等)」…という、極めて個人的で現世的な欲望に向かう傾向が強いと分析する。
オウムのように「この穢れた世界を救済したい」というような発想にはつながりにくいかわりに、既存の宗教もここまで身勝手な欲望にストレートには応えてくれない。ということで、「手軽」「オシャレ」「癒し」など様々な“案内人”や“商品”をお手軽価格で供給する“スピリチュアル産業”が隆盛する。
…という“見立て”は面白いのだが、実証面が弱い!
他の方も書いていらっしゃいますが、あくまでも筆者の“気分”を表明した、というレベル。評論じゃなくて、エッセイですね。
とはいえ、「昨今のスピリチュアル・ブームって何なんだ!?」と疑問に思っている人にとっては、ある見方を与えてくれるものではあると思う。
個人的には、逆に、一回くらい○原さんの番組見てみるか、という気分になりました(笑