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スピリチュアリティの興隆―新霊性文化とその周辺
 
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スピリチュアリティの興隆―新霊性文化とその周辺 [単行本]

島薗 進
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

生きることの意味や拠りどころを求めて、あるいは喪失や苦しみに向き合うなかで、いま広範な人びとの眼差しがスピリチュアリティの世界に注がれている。伝統的な宗教の枠に収まりきらない多様な思索や発言、新しい行動様式を読み解きながら、現代日本における人びとの生き方や精神文化の変容の様相をとらえ、その意味を問う。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

島薗 進
1948年生まれ。東京大学文学部・同大学院人文社会系研究科教授。専攻は近代日本宗教史、比較宗教運動論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 331ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2007/1/24)
  • ISBN-10: 4000010743
  • ISBN-13: 978-4000010740
  • 発売日: 2007/1/24
  • 商品の寸法: 19 x 12.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
ここ数年の間に現代社会の精神文化を読み解くためのキーワードの一つとなった感のある、「スピリチュアリティ」。その言葉で把握できそうな現象について色々と考察した本である。島薗氏は『精神世界のゆくえ』という著作ですでに、70年代以降のニューエイジ的なサブ・カルチャーのなかに新しい宗教現象の動きを見て取りその可能性と問題点をうまく分析していたが、今回は、さらに間口を広げて、社会運動(環境問題への対応やコミュニティづくり)とか伝統的宗教(寺社や教会)とか現代的な死の文化活動(死生学やターミナルケア)などとのからみにおいて、従来型の「宗教」の枠組みには収まらない、しかしきわめて「宗教的」といってさしつかえない人々の霊性(スピリチュアリティ)の諸相を論じていく。視野が広い。

ただ、視野が広すぎて、現在に生きる人々の精一杯がんばっている行動や意識や感覚ならば何でも「スピリチュアリティ」に含まれてしまいそうな気がして、学問的にはやりすぎだろう、という思いがぬぐえない。そして、そのような著者の視線そのものが非常に「スピリチュアル」でまぶしいなという印象があり、だから島薗氏は何か新しい宗教運動の興隆を冷静にだが確実に夢見て、それをあおり盛りたてようとしているように思われてならない。
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形式:単行本
現代人はほとんどの人が私は無信仰だと日本では答える。しかし、正月はお宮に、結婚はキリスト教的に、葬儀は仏式にという、多分海外の人から見たら信じられないコンビネーションを違和感なく調和させている。この本の中味は、現代人は特定の宗教や団体への帰属は好まないものの、何か精神的に満足の得られる高いもの、それはしばしば人のためになったり、世の中のためになったりするようなことには関心があり、また、自ら行動に現そうとする、といった内容が書かれていると思う。昨年の東日本大震災よりも何年も前に書かれた本ではあるが、大震災後の様々な分野の人たちの支援活動を見聞きするにつけ、現代人は、根底に、人のために尽くすことを喜びとする高いスピリチュアリティーがあり、それがますます高まっているということの予見書のような感じがする。本書にはないが、人気ミュージシャンの歌などもよく歌詞を見ると、西洋人からみたらとんでもないような、善意、愛情、おもいやりにあふれるものがあるように感じる。日本の若者のスピリチュアリティーのレベルを堕落させないでいてくれるのは、これらの歌手たちではないかと感じることもある。いずれにしても、スピリチュアリティーはこれからの社会において、多くの人をつなぐキーワードになるかもしれない。著者の、ていねいな取材にもとづいた労作に感謝したい。
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