フリッツ・ラングの名作はメトロポリスにはじまり幾多ありますが、個人的に偏愛しているのがこの「スピオーネ」です。
始まりの映像からヴィヴィッドで嬉しくなちゃいます。
プリントですが、紀伊国屋さんのクリティカル・エディションですので、ムルナウ財団の良いものを使っているようです。
素晴らしいクォリティです。以前、紀伊国屋さんは別のプリントのものをDVD化していました(現在廃盤で、一時期このDVDはプレミア化していました)。
そちらでも十分良かったと思いますが、今回のDVD化ではそのプリントよりも2分ほど長くなっており、プリントの程度も向上していますので、私はこちらをおススメします。
特典映像も以前のDVDには入っていませんでしたし、伴奏の音楽もこちらの方が良いように思います。
悪の組織に英国情報部が立ち向かうスパイもので、話の筋が非常に入り組んでいます。
登場人物もすごく多いのですが、これがサイレントで素晴らしくまとまっているあたりがすごい。
ストーリー展開もジェットコースターに乗っているようなスピード感があって、娯楽として十分楽しめます。
リメイクしても十分通用するんじゃないかと思うくらい(よほど力のある監督がやらないとクソミソに言われるに決まっていますが)。
それにしても、勉強不足で浅薄な見方かもしれませんが、この映画を観るとヒッチコックの「
北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]」を思い出します。
こちらはこちらで名作中の名作なわけですが、どうも話の展開が重なるように思えてならないのですが…すみません。