青春期の主人公がクモの遺伝子をとりこんでスーパーヒーローになるが、友情や恋愛などの葛藤を胸に秘めながら敵を倒す人気コミックの実写映画版3作目。宇宙から飛来したヴェノム、不死身のサンドマン、ニューゴブリンが登場。
今回のテーマは、過去の過ちや人間としての不完全さを互いに許容すること、と思われる。が、2時間20分は少し長過ぎて、個人的にはだらけてしまった。数多い登場人物の背景を説明すると同時に、アクション映画に青春映画の要素を対等に盛り込んでしまったために、このような時間になったようだが、エピソードが多すぎるように感じた。アクションの合間に少しだけ教訓を織り込むような単純な内容の方がすっきりすると思う。無理に文学的要素を入れたい気も理解できるが、もともと娯楽漫画なんだし。また、制作者が各登場人物に思い入れがあるせいか、個々のシーンが長過ぎるように感じた。大家さんやその娘とのやりとりなどは、カットしてもよさそう。
個人的には『大いなる力には大いなる責任が伴う』という1作目のテーマが好きで、CGやアクションは2作目が好きだった。ドク・オクの機械部分のCGよりサンドマンのCGの方が難しいとは思うが、少し質も落ちたかなと感じる。ヴェノムのCGはすごい。特典映像のためにDVDも購入したところ、CGだと思っていた部分が実写だったりして面白かった。また、世界各国のTVスポットが収録されており、海外の方が日本と比べてインパクトは大きい。特典映像で見直した点も多く、評価は迷ったが、1-2作がよかっただけに敢えて厳しめに評価して星3つ。