映画も観たが、この本も普通に面白かった。
孤児ピーター・パーカーはおじ・おばに育てられる。この設定はスター・
ウォーズ的だ。
やがて成長し高校生になった彼は、まじめで成績が良い、つまり高校社会
では最下層に位置する人間。いじめられてもいる。そして、好きな女の子
は隣人のMJ。彼女はフットボール選手と付き合っている。いわば高校の
トップにいる子だ。
ある日学校の見学で遺伝子操作をされたクモに噛まれたピーターは、
スパイダーマンとなり各種の超能力を得る・・・。
悪役は怪物キャラみたいな「グリーン・ゴブリン」などベタな部分もある
けれど、非常にリアルなヒーロー像が面白い。高校では冴えない生徒で、
大学に進学すればスパイダーマンとの両立に苦しみ、バイトを探し、
MJは周囲の男にとられてばかり。それが、いったん事件が起こればスーパーマン
ばりの活躍をみせる。そのギャップがいい。けれど、大活躍しているのに
タブロイドは彼を批判。そして、認められない彼は悩む。
MJは父親にけなされて育ち、ピーターの友人ハリーも父に認められずに
育つなど家庭の問題が色濃いのも特徴。
冒頭には映画の写真が数ページついている。