主人公は1940・50年代アメリカの人々が思い描いた水中未来都市「ラプチャー」で醜くもどこか懐かしく、はかなくも美しい狂気の世界を独り探検することになります。
このゲーム、個人的には数年に一度出会えるか出会えないかの傑作でした。
練りこまれたシステムや細部まで作りこまれたマップ。
ゲーム自体は一本道ですが、RPGのようなスキルシステムを採用したことにより戦略性が生まれ、敵の倒し方はプレイヤーの数だけあります。
マップも探せば探すほど思わぬところに思わぬアイテムが配置されており、どうやって手に入れるかを思案するだけでも飽きさせません。
また、このゲームは芸術面でもそこかしこにセンスが光ります。
目を奪われるアール・デコ調の水中都市。
マッドサイエンティスト達が作り出した異形のモンスターはサイレントヒルのような生理的嫌悪を感じながらもどこか悲しく、魅力を感じました。
さらに、廃墟になった水中都市の今は亡き住人達が残していったテープメッセージひとつひつもゲームの雰囲気を引き立てています。
アール・デコ調の水中摩天楼や、科学技術の暴走。
サイレントヒルのような異形のモンスターと、その裏にあるもの悲しいストーリー。
これらの要素にピンと来た人は是非遊んでみてください。
このゲームの虜になってしまうこと請け合いです。