「レッドファクション:ゲリラ」に続くシリーズとなるが、
前作のような箱庭アクションではなく、一般のTPSと同様に
ステージの奥へ奥へと進行していく形になった。
その結果、マップ内のどの施設から破壊していくか考えたり、
敵地の建造物を爆破して急いで車で逃げ出すというような面白味はなくなり、
プレイし始めはずいぶん平凡な作品に収まったような印象を感じた。
相変わらず建造物の破壊アルゴリズムは非常に優秀で
物理エンジンによるリアルな挙動だけでなく、
支柱が破壊されたのち、自重で崩れ落ちるなど
どこを破壊すれば効率よく壊せるかを楽しめるデキ。
前作に登場したハンマーや物質分解の武器だけでなく、
2つの物体を引き合わせるマグネットガン武器があり、
落ちている瓦礫を敵や建物に向かって飛ばしたり、
強敵を壁などに投げ飛ばすことができるのは面白い。
基本的にかなりものを破壊できるが、
階段や橋など通路となるものを破壊してしまっても
LBボタンを押すことで修復することもできるので
進行不可になることはない。
そういった「壊れていたものを直す」操作が
ミッション内容に含まれているのも面白い。
BACKボタンを押せば次に行くべき場所へのルートも示されるので
行き先や目的に迷うことはまずない。
武器の種類はかなり豊富で、
特殊能力の存在やパワーアップ要素もあるため、
プレイすればするほど自分の好みのスタイルに
成長させていけるので楽しくなってくる。
成長内容を引き継いで2周目をプレイすることもできる
敵に応じた武器や能力の使い分け、
パワーアップによって戦闘が楽になるに従って
序盤に感じた「普通のTPSだ」という印象は徐々になくなっていった。
イマイチな点としては体力低下時に画面がモノクロになるため、
敵の位置が極端につかみにくくなること。
アイテムや地形も読み取りにくくなり、ダメージを回復するために
遮蔽物に隠れようと思ってもどこが安全なのかわからない。
チェックポイントの間隔もやや長めなので
修羅場となるところでは少しキツい思いをさせられる。
ゲリラとして好きな場所の好きな建物を自由に破壊する感覚の前作とは異なるが、
TPSとしては破壊の楽しさや武器選び、成長の面白さが十分あり、
これはこれで面白い作品に仕上がっている。
前作のイメージに左右されず、個性的なTPSとしてプレイして欲しい。