【あらすじ】
TULIP日本支部は、宿敵TIGERが某国から核エネルギーの重要書類を盗みだし、
日本のどこかに建設した秘密工場で恐るべき新兵器の実験を繰り返しているとの情報をキャッチ!
執念の捜査の末、怪しいと睨んだ飛騨山脈へエージェントJ3を潜入させるのだった。
やがて、草木一本生えず、動物の白骨死体が転がる不気味な山に辿りついたJ3であったが、
愛車のエアカーに突然異常が発生し……。
果たしてJ3は新兵器の驚異から日本を救うことができるのか!?
【解説】
『007』『0011ナポレオンソロ』の日本上陸により、一大スパイブームが
起こった1965年――。和製007ともいえる『スパイキャッチャーJ3』が
お茶の間のテレビに登場した。原作脚本は推理作家の都筑道夫が担当、
キャストには当時ギャング映画を中心に存在感を放つ丹波哲郎を配する
など、大人の鑑賞に堪えるスマートなセンスで話題をよび、後の『キイハンター』
『Gメン'75』へと続く東映アクションドラマの原点となった。
本書はTVドラマ放映と平行して講談社の少年月刊誌「ぼくら」で
連載された漫画版の全話を纏めた初の単行本である。
描き手は、時代劇や西部劇を数多く手がけた堀江卓だ。
ド派手なアクションシーンを得意としており、主人公の乗る
コルベット・スティングレーを改造したエアカーが、
空を飛び、水上を走る名シーンを見事にコミカライズしている
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