「断絶」「センチメンタル」「もどり道」「氷の世界」「二色の独楽」と陽水は黄金期を経て、陽水、星 勝、多賀 英則の黄金トリオを解消した。そして独自の世界をもっと深めるべく、船出をした。自身の音を追及したのだが低迷期に入っていった。が、である。純然たる陽水の音が完成したのである。それが「スニーカーダンサー」なのである。前作の「white」で覚醒を始めた陽水が、高中 正義とのコラボで前作に勝るとも劣らないアルバムを完成させた。タイトル曲は勿論、名曲の「なぜか上海」「海へきなさい」それに小室 等の曲「事件」も素晴らしい。曲の数だけ聴きどころのあるアルバムである。私の思う黄金期は前作の「white」から「スニーカーダンサー」「あやしい夜をまって」「ライオンとペリカン」までが本当の黄金期だと思っている。その後の陽水は円熟期を迎えるのである。ずいぶんと勝手な事を書いたが、自分はそう信じて疑わない。陽水の真骨頂を十分堪能できる「スニーカーダンサー」決して損のないアルバムである。