登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こういう突き抜けたギター・ポップが聴きたかった!,
By
レビュー対象商品: ストーリー (CD)
漫画家・見富拓哉がデザインしたという可愛くシュールなジャケットから想像した音は、宅録然りとしたコケティッシュ・ポップス。しかし蓋を開ければこちらの予想を遥かに上回る突き抜けが豪快なギターロック・サウンドが広がり良い意味で裏切られた作品である。 スカートは現在20代半ばの澤部渡率いるバンド。元々彼は川本真琴・昆虫キッズ等のサポートミュージシャンとして活動していた人 で、本作は去年末発表した初作「エス・オー・エス」に続けての2枚目。本作制作に集結したメンバーは固定ではなく、澤部以外は流 動的な編成で活動している模様。 7曲から成るミニ・アルバムで、内2曲(「ハル」「わるふざけ」)は前作のリアレンジVer。今回前作を合わせて聴いたが、リアレンジさ れた2曲を含め、宅録仕様強めの前作より遥かにバンド色を強め、攻撃性とダイナミックさが伝わる音創りになっている。 まず印象に残るのが、澤部の書く楽曲の個性。曲の冒頭に突如不思議な響きのギターリフを配置する構造(「返信」)、自由に発散 する独特のメロディ・ライン(「ストーリー」)等、どの曲にも必ず「おっ?」と耳を惹かせる引っ掛かりと何処か歪みが含まれるが、そ れがただの変わり種に終始せずきちんと聴き手の心を打つ処がポップス作品として優れたところ。また彼の豊富な素養をだらだら長 尺で垂れ流すことなく、1〜4分のポップ・ソングとして見事に纏めあげる編集能力も注目すべき。 澤部の荒さを含んだ歌は好みが分かれるかもしれないが、時折切ない感情を呼び起こす素朴な語り口には確かな味わいがある。 サニーデイ・サービスを思わせる穏やかなフォーク・ソング調「ハル」等が置かれる前半も良いが、何と言っても「愛情」〜「ガール」 までハイテンポの短尺曲が怒涛のように押し寄せる後半の勢いと疾走感は本当に素晴らしい。終曲の「ガール」、洒落たコードをか き鳴らすギターやバンドのグルーヴをぐいぐい引っ張っていくドラムスの竜巻の様な疾走振りは、久しぶりにギター・ポップ特有の爽 快感を堪能し本当に気持ち良い後味が残った。 17分の短尺に忙しく入れ替わる素敵なポップの魔法、これが野口さん一枚で堪能できるのは実にお買い得。歌詞が印字された簡素 な紙シートにCDを挟み込むユニークなデザインも新鮮。新鋭のバンドをお探しの方は是非聴いてみて欲しい。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
この商品のクチコミ一覧
関連トピック一覧のアクティブなトピック
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|