前作、All I Ever Wanted、はいいアルバムでしたね。でも、何回通しで聞きましたか?曲良し、もちろんケリーの歌唱は文句なし。でもね、ちょっと頑張りすぎというか、元気すぎて聞いていてちょっと疲れるかなー?と思いました。
本作は、前作の各曲のインパクトから比べるとひょっとして地味?と感じるかもしれませんが、いい意味でケリーの歌唱も曲のアレンジも肩の力が抜けてます。その力の抜け加減がややもすると地味と感じるかもしれませんが、そこはじっくり聞いて頂きたいです。地味では無く深いことが解るはずです。
彼女のボーカルは、力強くともやはりどこか切なく響きます。Break Awayはこの切なさと青さ(若さ)のバランスが最高な、若いケリーの最高傑作なら、本作はまだまだ若いのにもはや大御所と言えるケリーの最高傑作です。
そんな中でも、#5,6は今までのケリーには無い雰囲気で、彼女の新たな表現力聞くことが出来ます。#10のバラードは彼女のスケールがさらに大きくなったことを感じさせる曲。#13も彼女の切ないボーカルを堪能できるバラードですが、この曲はルーツに何処となくカントリーの要素を感じさせ、Bon Joviの楽曲のようです。そして#14ではJason Aldeanとの共演を見事にこなしています。これを聞いたときは、ああ既にシェリルクロウがやったことが出来てると驚きました。
このアルバムを一言で表現すれば前作の延長線上と言えなくもないですが、実は新たな面があちこちに見られる、まさにニューアルバムです。
買うならデラックスス盤を。私は事情により購入できませんでしたが、この内容だと日本盤の+1曲が気になります。
今後ケリーはどこまで行くのでしょうか。