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ストロボ (新潮エンターテインメント倶楽部SS)
 
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ストロボ (新潮エンターテインメント倶楽部SS) [単行本]

真保 裕一
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

キャリアも積んだ。名声も得た。だが、俺に何が残されたというのか―。過ぎ去った時、遠い出会い、苦い別れ。女流写真家と暗室で愛を交わした40代、先輩を凌駕しつつも、若手の台頭に焦りを抱いた30代、病床の少女を撮って飛躍した20代、そして学生時代を卒業した、あの日。時間のフィルムを巻き戻し、人生の光と影をあぶりだす名編。50歳のカメラマン喜多川の脳裏によみがえる熱き日々。閃光が灼きつけたせつない記憶いまも疼く5つのシーン。

内容(「MARC」データベースより)

キャリアも積んだ。名声も得た。だが、俺に何が残されたというのか。過ぎ去った時、遠い出会い、苦い別れ。閃光が灼きつけたせつない記憶。50歳のカメラマン喜多川の脳裏によみがえる熱き日々を描く連作小説。

登録情報

  • 単行本: 249ページ
  • 出版社: 新潮社 (2000/04)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4106026473
  • ISBN-13: 978-4106026478
  • 発売日: 2000/04
  • 商品の寸法: 19.2 x 14 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,185,007位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
真保裕一さんの作品は好きですが、短編作品だけは敬遠していました。
真保裕一さんの真髄は長編だと思っていたからです。
しかし、友人の評判を聞き読んでみたところ、
今まで読まなかったことを後悔しました。
多くの本を読んでいると、自分の人生観を変えさせられるほど、
影響力のある作品に出会うことがありますが、
その中でこの作品がそれにあたります。
読み終えたときの高揚感。巧みに構成された物語。魅力ある登場人物たち。
個人的な感想としては不満な点が思い当たりません。
短編作品だからこその素晴らしい作品です。
真保裕一さんのファンなので偏った評価になっているかもしれませんが、
真保裕一さんの作品の中で好きな作品をあげろと言われたら「ストロボ」はまず入ると思います。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
芸術家とは如何にあるべきかを、読者に構えさせずにさりげなく問う作品。遺影」「暗室」「ストロボ」「一瞬」「卒業写真」の五編からなる連作小説集。カメラマン喜多川の人生を22歳、31歳、37歳、42歳、50歳という年齢で区切り、各時期で流されていく人間の弱さ、そしてそれに棹差す人間の気高さを描いている。人の死を前にして、芸術家は単に芸術家に過ぎないのか、それ以上の人間としてあるのか。

 ともかく、構成が上手く、メモを取ろうと目次をみて愕然。そうか、こういう仕組みかと納得。本を片手に何度も肯いてしまう。

「慣れと計算と年期で仕事をした10年、代わりに失っていくもの」「昔と変わらぬ情熱」などという文字に、自分の仕事への姿勢を思い、省みざるを得なくなる。単に、人間の感情だけはなく、社会人としての仕事や芸術家としての誇りを描いたために、物理的なボリューム以上に重厚な作品になっている。

 江戸川乱歩賞作「連鎖」など社会派の作家として出て来た時は、どちらかと言うと理知的な作風という印象だったが、「トライアル」で小説作りの腕をあげた。今回は、泣かせるだけでなく、さらに人間のあり方を深く考えさせる作家になってきた。

「奇跡の人」や「ホワイトアウト」で評価を固めた人だが、僕はそれらを評価しない。人間の掘り下げが甘いし、本当の罪とはという問いかけの部分で安易な部分があるからだ。

しかし今回の「ストロボ」には文句の付けようが無い。芸術だけではなく人生について考えるには絶好の一冊だ。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 小役人ものを書いたスピーディーなミステリとはまた趣向が違う。トライアルとも違う短編集。やけにしんみりさせられるのは気のせいではないだろう。

 本作は五章構成になっている。連作集というのは現在から見たものを集めて書くものだと思っていたが本作は違う。あとがきによるとそうとも言えないのだが、本作は第五章で50歳、そこから22歳まで遡るという異色の形式をとっている。力作だと、まず言っていいか。

 主人公はフリーカメラマン喜多川光司第五章遺影はラストシャッター。最後の最後に見せる顔は。第四章暗室は昔喜多川に憧れていたハルミの話。彼女が山で撮った写真は、壮絶すぎるもの。第三章ストロボは友人の黒部と。第二章一瞬は昔の恋人美佐子と。ラストを飾るのは卒業写真。喜多川いとって、本作にとって重要シナリオとなっている。ベストかもしれないな。

 写真に打ち込むのは何故だろう。何故そこまで写真が好きなのか。喜多川にとってそれをとくためのストーリーがこれ。特に暗室や一瞬、卒業写真と言った酷く思い入れの残るシナリオは欠かせない。

 ただのサクセスストーリーというのは惜しすぎる。これは喜多川光司という存在のヒストリーだと思う。何故美佐子と別れたのか。彼女の存在の意味は。ハルミは何故そこまで写真にこだわったのか。全てのストーリーには刻まれた喜多川の歴史がある。

 一作読むごとに手を休めた原因はなんだっただろう。しーんみりとして落ち着きたかったのかな。基本的に一気に読める真保らしいところはここでも十分に発揮されていると思う。ミステリーじゃないが個人的にお薦めできる。

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投稿日: 13か月前 投稿者: ブルースカイ
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哀愁漂ういい話。
でも盛り上がりに欠けるから感動はしなかった。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: Naked 田中
オヤジには切ない
20歳台の熱さ・無鉄砲さ・体力は、いつの間にか衰えてくる。金はあるが時間と体力と気力が無い。経験値は上がるので何かと器用にこなすことだけはできる。この作品は逆の時... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: manekikuneco
ごっつく真っ正面からとらえたい。
美しいストーリー。

この人の作品はもう、奪取が最高傑作だと信じているのでそれ以上の点数は付けられないが、... 続きを読む
投稿日: 2009/4/17 投稿者: pampino
面白かったんですが。
なんだかな。微妙。
面白くない訳ではないけど、常に男目線。
ま、僕も男なんですが。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/7 投稿者: shige
写真に込められた様々な人生の描写が最高!
個人的に真保作品のベスト2!

ある有名写真家の人生を50歳から22歳までを... 続きを読む
投稿日: 2006/8/30 投稿者: 永遠のかけら
写真で切り取ったような鮮やかなお話です
真保... 続きを読む
投稿日: 2005/11/12 投稿者: かお
30~50代の男性にお勧めの短編集
真保裕一の作品は大別して二種類に分けることができる。
「ホワイトアウト」「奪取」「小役人シリーズ」に代表される、ミステリー性の高い作品、... 続きを読む
投稿日: 2003/7/9 投稿者: ナツナオ
考えさせられます・・・
50代から始まって40代・30代・20代とさかのぼっていく構成。
50代でどうなっているか読んでいる状態で年代を遡っていくというのは... 続きを読む
投稿日: 2003/6/28 投稿者: なおまる
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